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コラム

時間があるから仕事ができない

2016年5月12日

コラムカテゴリ:ビジネス

子供の頃、夏休みの宿題をぎりぎりまでやらなくて最終日や最後の1週間で仕上げた方も
多いのではないでしょうか。
人は追い込まれるまで、楽なほうへとついつい流れてしまうことがあります。

仕事でもこのようなやり方をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「完成のために与えられた時間を使い果たすまで膨張する」
これをパーキソンの法則といいます。
本来は2時間で終わる仕事なのに、午後いっぱいで終わらせればいいと考え、4時間めいいっぱい使う。
仕事ができない人はこのような時間の使い方をしています。
いわゆる時間があるから仕事ができないということ。

一方で仕事のできる人は、仕事がどんどん回ってきますからこのような仕事のやり方をしていると
どんどん仕事が溜まっていきます。
効率よく仕事をするために迅速かつ正確に仕事を終わらせるために日々工夫しています。

仕事のできる人のスケジューリングは
1.タスクの洗い出し
2.納期設定
3.優先順位決定
4.作業時間の目安
5.完了報告
です。

あれもこれもと頭の中で考えていては本来どのくらいの仕事があるのか、納期がどれくらいなのかが
把握できません。
頭がいっぱいいっぱいになっている状況です。

そこでタスクの洗い出しをしたうえで、仕事の納期を設定します。(自分の中の)
そして優先順位をつけて取り組んでいきます。
また実際にどれくらいの時間がかかるのかを予想して仕事に取り組みます。

結果時間通りだったのか、思ったより時間がかかったのかを比較し今後の改善につなげます。
仕事見積もりという感じです。

私もこの手法を学んで実際に進めていますが、結構仕事がはかどります。
ぜひ一度実施してみてはいかがでしょうか。

「時間があるから仕事ができない」
時間の使い方を見直してみると効率がぐっと上がりますよ。

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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