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コラム

若手社員が陥りやすいコンプライアンス

2016年3月24日

コラムカテゴリ:ビジネス

新入社員が入社してくるまであと少し、どんな人なのかなと楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、新入社員の方にも若手社員の方にもぜひとも伝えて頂きたいことがあります。
それは、若手社員が陥りやすいコンプライアンス違反です。
法律もさることながら、就業規則等のルールも遵守することが大事ですので今一度伝えておきましょう。

①会社の機密情報を外で話をしない
  歓迎会などで飲み会なども増える機会がありますが、会社の情報やお客様の名前を口外しない
ということです。
  どこで誰が聞いているかわかりませんし、今進行しているプロジェクト等が会社の秘密情報である
場合も考えられます。
  また、上場している会社では、インサイダー情報ともなりかねないので忘れずに周知してください。

②SNSやTwitter、Instagramなどの投稿は“個人”のものではない
  学生時代の感覚でSNSで発言したり、何かを批判をしたりする際にはその影響を十分に
考える必要があります。
  友達同士だからといっても、その発言の証拠は残ります。
  匿名で行っていたとしても場合によっては「犯人探し」の対象となり実名や勤務先が
分かってしまうということもあるのでSNS利用の際も注意してください。
  自分にも会社にも迷惑をかけることになります。

③勝手にプログラム等をダウンロードしない
  就業規則に「インターネットからのプログラムのダウンロードは会社の許可を必要とする」
  と記載されている会社も多いと思いますが、最近では学生の頃からパソコンを使用しており、
知識が豊富な方も多いです。
 その際、こちらのプログラムの方が使いやすいと勝手にインターネットからダウンロードすると
業務ソフトがフリーズしたり、場合によってはウイルスに侵されたりしますのでこの辺りも十分
説明してください。
 取り返しがつかないことにもなりかねません。

企業にとっては当たり前のことでも新入社員、若手社員にとっては当たり前のことではありません。
分かっているだろうと過信せずに再度周知することも大事な対策です。

この記事を書いたプロ

北出慎吾

社会保険労務士として企業の成長に寄り添う人事労務のプロ

北出慎吾(北出経営労務事務所)

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