「引き出しの木の取手が外れたんです。丈夫に取り付け直しはできませんか?」
土岐さんで買ったカウンター椅子がやぶれてきたんです・・・。」
新居浜市・N様が、ご来店いただきました。
TOKI家具館メンテナンスの厳選家具は・・・
①土岐泰弘が使って良かったと想う家具、または使いたいと想う家具!
②将来できるだけ修理やメンテナンスができる家具!
N様の椅子は、私が結婚以来もう30年近く使っているダイニングチェアと同じ、飛騨高山の日進木工さんの家具です。
修理作業前/座面がやぶれたカウンター椅子をお預かりしました。
このカウンター椅子は、日進木工さんのセレクトチェアDCC-094と言いまして、約20年位前に大変好評な椅子でした。
お預かりした3脚のカウンター椅子の座面が、やぶれてしまってました。
修理作業中①/新しい張り生地をお選びいただきました。
新しい張り生地には当店で好評な、シンコールさんのパールという生地の中でお選びいただきました。
よく張る生地は、数メートルではありますが在庫がありますので、お持ちの椅子に掛けて新しい雰囲気をお試しもいただけます。
修理作業中②/張り替え作業
当店で張り替えをする時は、古い張り生地や布を剥ぎ取ったのちに、ベースの合板の上に、硬めのチップウレタン(写真奥)と柔らかいウレタン(写真手前)の二層構造のクッション材を仕込みます。
写真奥が合板に二層構造に貼りつけたクッション部分で、手前がお選びいただいたN様の張り生地です。
N様には、ワインレッドの張り生地を選んでいただきました。
修理作業後/張り替えができあがりました。
N様からお預かりしたカウンター椅子の張り替え作業ができあがりました。
写真には無いですが、座面取り付け後、フレームの水平バランス調整をはじめとして、椅子の基本調整作業は欠かさず行っています。
シンコールさんのパールは、張り栄えがしてとってもきれいだと想います・・・。N様、ご依頼いただきありがとうございました。土岐泰弘
21世紀は、メンテナンスの時代
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉を、テレビやラジオなどなどよく聞くようになりました。
20世紀は、大量生産 → 大量販売 → 大量廃棄 の時代でした。
お客様からも「家具って使い捨てでしょ・・・。」というセリフもまだまだ聞きます。
でも、これを続けていますと、SDGs(持続可能な開発目標)になりません。
コロナ渦の現在・・・永く使える家具を注文に応じて必要な数だけを作り、絶えずメンテナンスや修理を繰り返して永く使っていく・・・。
日本も少しずつ、こんな時代になりつつあると想います。
最後までお読みいただきありがとうございました。土岐泰弘