「重い椅子の肘だけの切り取りってできますか・・・?」
「子どもがいた時のテーブルが大きすぎるんです・・・。」
お得意様の新居浜市・S様より・・・
「子どもがいた時に買ったダイニングテーブルを、1/4くらい小さくして、脚の取り付け位置も変えれませんか・・・?」
「これができると、とっても便利に使えるんですよ・・・。」
リノベーション作業前/ダイニングテーブルをお預かりしました。
S様からお預かりしたダイニングテーブルは、カリモク製で約20年くらいお使いのものでした。
サイズは、幅210×奥行90×高さ70cmの大きめの6人掛けのダイニングテーブルでした。
リノベーション作業中①/天板のカット作業
まず初めに、テーブルから脚を取り外して、動力機械の横切り盤にて40cmカットしました。
このダイニングテーブルは、積層材のため、木口部分を切って端材になった天板から切り出しました。
この作業は、動力機械のタテ切り用の定規を用いて作業しました。
リノベーション作業中②/木口の圧着作業+脚の取り付け位置変更作業
切り出した木口材に接着剤をつけて圧着していきます。
圧着作業には、ソマックス製Fクランプを多用して、しっかりと接着させていきました。ここから、約12時間後には、完全乾燥します。
木口材が完全乾燥後、クランプを取り外して脚の取り付け位置を変更しました。
切った天板端から脚までの長さは、35cmあります。ふつう、こんな脚の取り付け位置が左右非対称のダイニングテーブルはありませんが、S様のお宅ならではの工夫なんです・・・。
隙間もなく、しっかりと圧着できました。
リノベーション作業中③/木口の塗装作業+全体の調整作業
S様のダイニングテーブル木口は、壁付け予定で耐久性が不要のため塗装には、植物性オイル仕上げを選びました。
オスモ&エーデルさんのオーク色(#3164)と、ノーマルクリア色(#3101)の2回塗りにて仕上げました。
この写真の通り、ほとんど違和感もないように仕上がりました。
最後に、全体の調整作業や掃除をして完成しました。写真の左側の作業用ワゴンに載せているのが、今回のリノベーション作業で切り取った端材です。
リノベーション作業後/お届けしました。
完成したダイニングテーブルを、S様へお届けしダイニングチェアとセットしました。
今回のリノベーション作業のポイントは、ここなんです・・・。
S様のダイニングスペースには、壁をくり抜いて壁面収納が付いていました。
その壁面収納の内部の壁まで天板を付けられるようにと脚の取り付け位置を変更させていただきました。
壁面収納内部の天板上面には、いろいろな小物が置きやすくなったと想います。
S様、ご依頼いただき、写真撮影にご協力いただきありがとうございました。土岐泰弘
「リノベーション家具の製作の力を入れています。」
リノベーション家具とは、私が考えた造語です。
本日、ご紹介のN様のように・・・
「永年使って愛着がある家具だけど、年齢や家族構成の変化で使いにくくなった・・・。」
というお問い合わせが増えています。
私が想うリノベーション家具とは、現在お使いの家具に大小さまざまな加工を加えて、サイズや用途、仕様変更など手を加えて・・・
① 今、必要な家具に作り変える!
② 少しでも便利に、楽になるように作り変える!
③ 再資源化して一度材料に戻し、必要な家具に作り変える!
などなど・・・
SDGs(持続可能な開発目標)の時代にピッタリの仕事だと想い、「リノベーション家具」の名称を、ただいま特許庁に商標登録出願中なんです。
「今、使っている家具で困っている・・・。」
という方がおられましたら、お気軽にお問い合わせください。
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① 当店ホームページの会社概要ボタンの中にある「お問い合わせフォーム」から、ご希望と写真3枚を送信ください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。土岐泰弘