第59回東京技能五輪全国大会 家具職種 レポート
はじめまして。私は、有限会社土岐家具店の三代目社長の土岐泰弘と申します。
マイベストプロ愛媛に仲間入りさせていただいて、初めてのコラムとなりますので、自己紹介をさせてください。よろしくお願いします。
土岐泰弘の自己紹介
生年月日・・・昭和37年(1962年)9月2日生まれ(おとめ座です)
家族・・・妻と男の子3人の5人家族です。
ニックネーム・・・トッキー
出身校・・・聖マリア幼稚園、新居浜市立角野小学校、新居浜市立角野中学校、愛媛県立新居浜東高等学校、神奈川大学、愛媛県立宇和島高等技術専門校です。
趣味・・・フェイスブック、四国八十八ヶ所巡り、愛車CBXモンキーちゃん磨き(下の写真の車です)、万年筆いじり、金物屋さん巡りです。
好きな言葉・・・段取り八分に仕事二分、当たり前を大切に
私の少年時代・・・私が生まれたのは、愛媛県新居浜市喜光地町です。一階が家具店、二階が住まい、奥に家具工場がある家でした。(商売人の子どもは、こんな環境が多かったと思います)
学校が休みになると、いつも父親(土岐敏勝)の軽トラックの助手席に乗って、配達や作業、材料運びの手伝いをしていました。
当時は、親の手伝いなどイヤで仕方がなかったのですが、今となればこの経験が財産になっています。
私の修行時代・・・昭和60年(1985年)22歳で神奈川大学を卒業後、父親の勧めで当時礼儀作法と営業数字が日本一厳しい家具店(マルス家具浜松店)へ修行生として入社しました。
修行時代、毎日続く厳しい数字の追求で得たものは、「ものを売る前に、自分を売れ」ということ。
休みもほとんどとらず、早朝から夜遅くまでの長時間労働に耐えうる心と身体は私の基礎となっています。
21世紀はメンテナンスの時代
20世紀は、家具を含め全てのものが、大量生産→大量消費→大量廃棄の時代でした。
私が生活している愛媛県新居浜市清掃センターに持ち込まれる1日のゴミの量は、なんと120トン(平成30年度)だそうです。
こんな時代が、これから先も続くはずがないと思い、平成11年(1999年)ごろから力を入れ始めたのが、家具の修理とメンテナンスです。
私の第二の修行時代・・・家具の修理とメンテナンスの仕事をしていく中、「木工技術を基礎から学びなししたい」と強く想った私は、平成22年(2010年)より、愛媛県立宇和島高等技術専門校 木工クラフト科へ入学。
ここからの1年間は、平日は宇和島市で職業訓練校に通い、土日祝日は新居浜市で仕事という、二重生活をしていました。
上下の写真は、愛媛県立宇和島高等技術専門校時代に先生の指導の元、同期の訓練生たちと製作させていただいたものです。
この愛媛県立宇和島高等技術専門校での1年間の職業訓練を受けてなかったら、今の私はなかったと深く感謝しています。
私は、家具の構造や作り方、木についてなど家具に関することは、愛媛県立宇和島高等技術専門校の先生と父親から、お客様との接し方、営業や販売については、静岡県浜松市のマルス家具浜松店の社長様はじめ先輩方に教えていただけたのです。
コロナ渦の現在、家庭で過ごされる時間が増えたため、家具の修理とメンテナンスに関する仕事がますます必要になると想います。これからも新居浜市・西条市・四国中央市のみなさまのお役に立てますよう、少しづつ技術向上に向けて精進します。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。土岐泰弘