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コラム

フォッシル(ES-3060)ベルト交換:加工取付提案

2019年3月4日 公開 / 2019年3月6日更新

コラムカテゴリ:くらし

おはようございます。
本日はベルト交換の記事を書かせて頂きます。

今回、お預かりした時計はこちらになります。





フォッシル(ES-3060)のクオーツ時計です。
今回はこちらのベルト交換について記事を書いていきたいと思います。

今回お預かりした時計は皮ベルトなのですが、見ての通りこのケースに合うように
ベルトがオリジナルに作られた仕様になっています。

その為、通常はフォッシルにお願いして同じベルトを取り寄せる方法しかありません。

お客様より、ベルトの代金が高かった為、何か他に方法がないかと
依頼を受けました。

色々と模索し2つのバターンでベルトが付けれるのではないか?
と思いお客様に提案させて頂きました。

パターン①引きとおしベルト

1つ目は引き通りと言われる1本のベルトタイプを取り付ける方法です。

まず元々のベルトを外し、再度ベルトを外した状態で組み上げます。




そこに金具のサイズに合った1本通しを用意して通します。





1番簡単な方法です。
ベルトの取り付け、取り外しはお客様自身でも簡単に行えるため
何本かベルトを持たれて服に合わせてベルトの色を変えたい方には
オススメの方法です。

パターン②加工して皮ベルト

2つ目は皮ベルトを加工して取り付ける方法です。

まずもともとのベルトを外し、金具等は取ってしまいます。
そして取り付けたいベルトを用意します。





取り付けたいベルトを用意したらケースの取り付け部分の幅に合わせて
ベルトをカットし、加工していきます。





取り付ける際はベルトを両サイドから専用にピンでとめて固定します。





どうでしょうか?
パターン1は皮ベルト以外は全部金具を使用しますが
パターン2はケースのみを使用してベルトを取り付けます。


オリジナルがもう販売されていなかったり、費用が合わない場合は
こういった方法でベルトを取り付ける事も可能です。

作業時間や作業料金

作業時間は取り付けしたい新しいベルトがある状態でしたら

作業時間  15分程度

になります。

作業料金は勇進堂にあるベルトを購入して頂く場合は加工費用や取り付け費用は
頂いておりません。
選んで頂いたベルトの費用のみかかります。

持ち込みの場合は500円~1080円までの費用を頂いております。

ベルトでお悩みの方はぜひ1度ご相談ください。



定休日:営業時間
毎週火曜日/日曜日は昼から営業
(AM10:00~PM7:00)


※現在、勇進堂では四国内以外の郵送で送られてくる修理の対応を控えさせていただいております。ご来店後、修理をお預かりし、修理後に県外への発送はご都合により受けさせて頂いております。県外からのお問合せをいただくお客様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
また、各都道府県にて修理の技術者がいる時計店を紹介しているサイトがございます。もし、修理でお困りの際はご活用して頂けると幸いです。

検索サイトです。
JOWジャパン(全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合)


検索の仕方が書かれています。
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この記事を書いたプロ

川口誠

時計修理のプロ

川口誠(時計工房 勇進堂)

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