エルメスクリッパーのリューズパッキン交換：防水回復

2018年12月21日

コラムカテゴリ：くらし

おはようございます。
本日はエルメスのリーズパッキンとリュー芯交換の記事を書かせて頂きたいと思います。

お預かりしたのはこちらのエルメスクリッパーです。

見た目にはきれいに見えるのですがリューズが引けなくなってしまったとの事です。
どうして抜けなくなってしまっているか原因を探していきます。

リューズが引けない原因究明

まずは裏蓋を外します。
外すことができたらリューズを外します。

取り出してわかったのですが、リュー芯が錆びついていました。
これが原因で引きずらくなっていた様です。

今回はこちらを限定修理で交換していきたいと思います。

りゅー芯交換・パッキン交換

まずはリュー芯の交換を行っていきます。

新しいリュー芯を用意して同じ長さに合わせます。
接着剤を付けリューズを取り付けると完成です。

修理自体はこれで出来上がりなのですが
錆が発生した原因を解決しないとまたすぐに同じような症状になって
しまいます。
今回はおそらくリューズの中にあるパッキンが朽ちているのかな？と思います。

顕微鏡でリューズの中を覗いてみると・・・

青錆びがだいぶ広がっていました。
この中に小さなリユーズのパッキンが入っているのでこちらの交換も
行っておきます。

交換後、防水検査機にかけて防水が効いているかを確認します。

3気圧の合格が出てくれました。
これで修理完了です。

メーカーではないので防水の保証はできませんが
機械上は効いているのが確認できました。

お客様にはお水や汗には気を付けて使用してほしい事を
伝えてお返ししました。

作業料金や作業時間

今回お預かりした時計は

作業料金　4000円

作業時間　1週間程度

にて預からせて頂きました。

使用していくと時計は経年劣化をおこします。

長年使用している時計は汗。水等は十分に注意して使用して
頂くのも時計を長く使って頂けるこつの1つだと思います。

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