チュードルの分解掃除 解説 チュードル プリンス デイト サブマリーナ Ref.79190 ブルーダイアル 1990年代
おはようございます。
本日は分解掃除の際に行う部品の洗浄についての記事を書かせて頂きたいと思います。
まずは簡単にいうと分解掃除(オーバーホール)とは時計を分解して部品を1つ1つ洗浄し汚れた油など
を取ってきれいにしてから新しい油をさして組直す作業の事を言います。
その際に摩耗して使用する事のできない部品などは交換したりもします。
分解掃除の洗浄機
分解した時計の部品洗浄をする機械ですが勇進堂ではこちらの洗浄機を使用しています。
洗浄用のバスケットに分解した部品をいれて洗浄を行います。
時計用の洗浄液で3段階、乾燥をいれて4段階になる工程で部品に引っ付いている
汚れなどをきれいにしていきます。
3段階の洗浄液の事を1液(一番最初に洗浄される場所)2液(2番目に洗浄される場所)3液(最後に洗浄される場所)
と呼んでいるのですが勇進堂で1液で付着した汚れや油を溶解し
2液と3液できれいに落としていくといった洗浄方法になります。
その事もあり、1液は1番最初の汚れた特に付着した状態での部品を洗浄する為、1番液が汚れます。
(2液・3液も汚れていきます)
この汚れたままの液で洗浄を行ってもしっかりときれいになりません。
定期的な洗浄機や洗浄液の取り換えもしっかりと必要です。
洗浄機の洗浄:洗浄液の交換
洗浄機は定期的な中の掃除を行っています。
洗浄機の中の専用ケースを取り出し、汚れをきれいにふき取っていきます。
定期的な掃除は行っているとはいえ毎日働いている洗浄機は
汚れが固まってきたります。
しっかりと隅っこなどの汚れもふき取りきれいにします。
綺麗にすることができたら新しい洗浄液をいれて完成です!
お客様に少しでも気持ちよくそして長く時計を愛用していただけるように
1つ1つ丁寧に今日も修理にとりかかっていきたいと思います。
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