チュードルの分解掃除 解説 プリンス デイト サブマリーナ Ref.79190 ブルーダイアル 1990年代
おはようございます。
本日はクォーツ時計の分解掃除についての記事を書かせて頂きたいと思います。
今回お預かりした時計はこちらになります。
長年使われており本来なら電池交換後、1年半~2年近く動いてくれる機械なのですが8か月程度で
電池を消費してしまうようになってしまい分解掃除で依頼を受けました。
また、年数が経っているので長くまた使用して頂くために、回路ブロック交換も行います。
分解掃除(OH)
まずは、1つ1つ部品を分解していきます。
ケースから機械を取り出し、針や文字盤をのけていきます。この際に
文字盤等を傷つけないようにビニールを敷いて針等を抜いていきます。
大まかなところを外すことができたら機械を分解していきます。
分解後、洗浄する部品・しない部品に分けます。
洗浄が必要な部品はベンジンで洗浄を行い、汚れや固まった油がしっかりと取れるように刷毛
などを使用して洗っていきます。
洗浄後は乾燥し、新しい油を注して組直します。
※この組直しの際に回路ブロックの不具合がある場合等は新しい回路ブロックへの交換を行います。
組直すことができたら文字盤や針を取り付けし、ケースに戻します。
その際に裏ブタに今回作業した内容を記入しておきます。
そうすれば、この時計にどのようなメンテナンスがされているか、裏ブタをみるだけで
わかるようになります。
また、お客様が保証書をなくされてもいつ修理をしたかが、わかるようになります。
分解掃除後は、2週間程度時計を上に向けたり、下に向けたり動かしてみたりと動作と精度の
確認を行い、合格がでていれば修理の出来上がり連絡をさせて頂いています。
修理料金やお預かり期間
今回お預かりした時計は
修理金額 ¥7000~8000
お預かり期間 2週間~3週間
にて作業させて頂きました。
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