rolex エクスプローラⅠ114270を分解掃除 ゼンマイが入る歯車 香箱まで分解します
長い長い夏休みが終わって家が静かになったような気がします。今年の夏休みは海に行くことがなかったですが仕事終わりにプールに行くことはありました。仕事が終わってから武道館のアクアパレットに泳ぎにいくんですが肌寒くて昼間のプールとは一味違いとても楽しかったのを覚えています。毎日が本当に暑くて今年は涼しくならんと思っていましたが9月になると少しですが涼しさが戻ってきたような気がします。食欲の秋が本当に楽しみではありますが今年はどんな秋に出会うことができるのでしょうか？楽しみに仕事をしています
洗浄後の状態から自動巻きに使う部品とガンギ車とアンクルをエピラム処理します。
エピラムの液につけています。ここから時計の部品を取り出すと歯車やパーツの周りに薄い薄い油の膜ができます。油の膜によって注油した際に油の拡散を抑えてくれることによって自動巻きの油が長く保たれることやほかの歯車に飛び散らない工夫がされています。また、注油が非常に繊細な場所にも有効に利用することが出来ますので自動巻きの分解掃除の際はエピラム処理を施させていただいています。
このエピラム液と出会ってから分解掃除した後、3年5年7年と経過したときの自動巻きの自動装置の状態がしてない時計との違いがはっきりと分かるようになってきました。できることでしたらエピラム処理はしたほうがいいと僕は思います
注意する際にオイラーと言って油を細い金属につけて注油箇所に差します。量は本当に感覚で注油しているのですが僕の注油は少しお目に差しています。いままで時計を修理してきて部品が減っていて大変な思いをしています。油が少なくて部品が減って止まるより油が多くて止まるほうが時計には優しいと僕は思うからです。そんな考えから少しですが多めにさすようにしています
ゼンマイを入れている香箱を押える1番受けを組みました
歯車関係を組み上げました。この段階で時計の歯車がどのように回るかテストしたりあがきのテストをしていきます
エピラム処理が必ず必要かは職人さんによって分かれるかもしれません。ですが、経験上、おすすめのさぎょうです。もし、修理師さんでエピラム処理を迷っているようでしたらしてみてください。
数年後の時計の調子が違ってきますよ
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オメガ スポードマスタークロノグラフの分解掃除の展開解説はこちら
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なぜ分解掃除が必要なのか？最初に読んでいただけると時計のメンテナンスの事がわかります
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大切にしている仕事は電池交換です。電池交換ぐらいどこで交換してもいいやって思うのは危険です！電池交換という作業は色々な経験をしてきた僕でも今でも緊張をもって交換しています。電池交換には勇進堂は命かけています。電池交換にはぜひご相談ください。
昔の時計も出来る限り修理対応させていただきます。
防水試験器もありますので防水試験をすることが出来ます。
一言、防水試験してくだいと言ってください
愛媛県松山市の時計修理専門店より今日もコラムの発信を
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