rolex エクスプローラⅠ114270を分解掃除 ゼンマイが入る歯車 香箱まで分解します
前回からロレックスの修理を分解している写真をアップしているのですが分解掃除という作業はお客様にどんな作業をしているか見てもらうことが出来ない作業であります。動いている時計をお預かりしてメンテナンスしてお客様の手元に返す。とても当たり前の作業ですが作業の内容が見えてこないのも事実です。このコラムを紹介するにあたって分解掃除とはどんな作業なのかを知っていただけるとうれしいです
時間を操作する機構のぶんかいです。針を手動で回したりするときにこの部分が作用されて動かくことが出来ます。写真の真ん中より右手に小さい歯車があるのがわかりますか?ロレックスは針回しが固くなるとこの部品が割れてしまったり傷がついてしまったりして時刻合わせができなくなります。この小さな部品を小鉄車と呼んでいて針まわしが固いままで使っていて欠けてしまうと6000円程の部品代が必要です。
小さな部品ですが高価な部品です。
ここから自動巻きの分解にはいります
自動巻きの機構を外すとこのように動く輪列が見ることが出来ます
分解掃除のときは自動巻き機構を分解して傷がついていないか調べます。赤い歯車があるのがわかりますか?2枚同じのがると思います。クラッチ車もしくは切り替え車といって自動巻きの最重要部品です。なぜ?赤くなっているかというと部品の摩耗を防ぐためにルビーを焼き付けてあると聞いたことがあります。自動巻きの部品は生きよいよく動くところで部品の摩耗がとても進む部品です。ロレックスが耐久性に優れて評価が高いのはお客様に見えないところで部品への工夫が施されているからでしょう。このような工夫は日本人のほうが得意なのでしょうがロレックスは1970年前から時計への耐久性などに対していろいろな工夫が見ることが出来ます。こんど昔のロレックスをご紹介したいと思います。その時に開設をしていきましょう。
この部品がテンプといって時計の心臓部なのです。この段階で取り外しをしてテンプだけ特別に洗うように心がけています。洗浄の際は熱もできるだけ抑えられるように洗浄しています。ねつで膨張するのが怖いのも理由の一つです。今の技術で部品を作る際は熱膨張などは考えられて作られているのでしょうができるだけ気を使って洗っています。
今日は、ここまでおつきあいいただきましてありがとうございます。今年の夏は猛暑、酷暑が続きますがお体に気を付けてお過ごしください
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オメガ スポードマスタークロノグラフの分解掃除の展開解説はこちら
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なぜ分解掃除が必要なのか?最初に読んでいただけると時計のメンテナンスの事がわかります
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大切にしている仕事は電池交換です。電池交換ぐらいどこで交換してもいいやって思うのは危険です!電池交換という作業は色々な経験をしてきた僕でも今でも緊張をもって交換しています。電池交換には勇進堂は命かけています。電池交換にはぜひご相談ください。
昔の時計も出来る限り修理対応させていただきます。
防水試験器もありますので防水試験をすることが出来ます。
一言、防水試験してくだいと言ってください
愛媛県松山市の時計修理専門店より今日もコラムの発信を
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