チュードルの分解掃除 解説 チュードル プリンス デイト サブマリーナ Ref.79190 ブルーダイアル 1990年代
定期的なオーバーホールが不可欠時計の機能や精度、寿命を長く保つためには定期的なオーバーホールは必ず必要です
なぜオーバーホールが大事なのか。時計には必要なのか
そこではどんなステップがあり、どういう作業がされているのか。
オーバーホールについて解説していきます。
時計をいつまでも大切に使用していくためには、定期的な点検を守らないといけません。
時計は約200~300個の部品から成り立っています。
時計部品には部品同士が噛み合って、削れたり軋んだりせず、摩擦を減らし潤滑に動かすために専用の油が塗られています。
しかし、この油は歳月とともに酸化していき、潤滑油としての機能がなくなっていきます。
また、どんなに潤滑に動いていても、金属同士が噛み合っていれば、どうしても金属のカスや油の汚れがでてきてしまうものです。
もし、このような劣化した状態や金属カスが発生した状態で使用を続けていれば、機械には大きな負荷や抵抗力がかかり、部品の摩耗や消耗といった大きなトラブルに発展していきます。
このトラブルを回避するために実施するのがオーバーホールといわれる時計の定期点検作業なのです。
オーバーホールは古い油や金属カスの洗浄、摩耗や損傷のチェック及び新しい油の再注油、機能の計測チェックや精度の確認などが行われます。
オーバーホールの重要性をしっかり理解した上で、定期的なオーバーホールを行うことが重要となってきます。
ではどのくらいの頻度でオーバーホールをすればよいかといいますと、
メーカーによっては推奨時期が変わってくるのですが、一般的には3年と言われています。
4~5年というメーカーもありますが、大事な時計であればこまめにオーバーホールをするのが望ましいでしょう。
クロノグラフなどの緻密な構造をもつ時計の場合は、部品点数が多く、消耗度や危険度も増すので中3針モデルよりもやや早めに行う方がよいでしょう。
また、ダイバーズウォッチなど実際に海で使用している時計は傷みや劣化の度合いが増すので、2~3年ごとを目安に実施する方が望ましくなります。
少しでも長く時計を使っていただくために参考にしていただくと嬉しいです。
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なぜ分解掃除が必要なのか?最初に読んでいただけると時計のメンテナンスの事がわかります
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