腕時計のオーバーホールの必要性について

川口誠

川口誠

テーマ:分解掃除(オーバーホール)

定期的なオーバーホールが不可欠時計の機能や精度、寿命を長く保つためには定期的なオーバーホールは必ず必要です
なぜオーバーホールが大事なのか。時計には必要なのか
そこではどんなステップがあり、どういう作業がされているのか。
オーバーホールについて解説していきます。





時計をいつまでも大切に使用していくためには、定期的な点検を守らないといけません。
時計は約200~300個の部品から成り立っています。
時計部品には部品同士が噛み合って、削れたり軋んだりせず、摩擦を減らし潤滑に動かすために専用の油が塗られています。
しかし、この油は歳月とともに酸化していき、潤滑油としての機能がなくなっていきます。
また、どんなに潤滑に動いていても、金属同士が噛み合っていれば、どうしても金属のカスや油の汚れがでてきてしまうものです。
もし、このような劣化した状態や金属カスが発生した状態で使用を続けていれば、機械には大きな負荷や抵抗力がかかり、部品の摩耗や消耗といった大きなトラブルに発展していきます。
このトラブルを回避するために実施するのがオーバーホールといわれる時計の定期点検作業なのです。





オーバーホールは古い油や金属カスの洗浄、摩耗や損傷のチェック及び新しい油の再注油、機能の計測チェックや精度の確認などが行われます。


 


オーバーホールの重要性をしっかり理解した上で、定期的なオーバーホールを行うことが重要となってきます。
ではどのくらいの頻度でオーバーホールをすればよいかといいますと、
メーカーによっては推奨時期が変わってくるのですが、一般的には3年と言われています。
4~5年というメーカーもありますが、大事な時計であればこまめにオーバーホールをするのが望ましいでしょう。
クロノグラフなどの緻密な構造をもつ時計の場合は、部品点数が多く、消耗度や危険度も増すので中3針モデルよりもやや早めに行う方がよいでしょう。


また、ダイバーズウォッチなど実際に海で使用している時計は傷みや劣化の度合いが増すので、2~3年ごとを目安に実施する方が望ましくなります。





少しでも長く時計を使っていただくために参考にしていただくと嬉しいです。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
オメガ スポードマスタークロノグラフの分解掃除の展開解説はこちら

川口誠のプロフィールはこちら  

なぜ分解掃除が必要なのか?最初に読んでいただけると時計のメンテナンスの事がわかります
松山の時計修理専門店
 1級時計技能修理士   
愛媛時計職人の会 時計工房 勇進堂 4代目 川口 誠
郵便番号790-0012
住所 愛媛県松山市湊町4丁目3-17
電話    089-921-4303
fax   089-934-1635
営業時間 9:30~19:00
定休日 日曜の午前中
サイト http://www.tokeikoubou.net
E-mail:info@tokeikoubou.net

オメガ、ロレックス,IWC,ラドー、ウォルサム、タグホイヤー、ロンジン、ティソット、ブライトリング(BREITLING)、舶来時計の修理出来ます。ブランドの時計の修理対応もいたします。

時計の修理でお困りがありましたら相談してください。
見積もりは無料ですよ。
分解掃除や修理だけではなく時計のベルトの調整やメーカへの修理依頼もご相談ください。
 
大切にしている仕事は電池交換です。電池交換ぐらいどこで交換してもいいやって思うのは危険です!電池交換という作業は色々な経験をしてきた僕でも今でも緊張をもって交換しています。電池交換には勇進堂は命かけています。電池交換にはぜひご相談ください。

昔の時計も出来る限り修理対応させていただきます。
防水試験器もありますので防水試験をすることが出来ます。
一言、防水試験してくだいと言ってください

愛媛県松山市の時計修理専門店より今日もコラムの発信を

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

川口誠
専門家

川口誠(時計職人)

時計工房 勇進堂

一番の大切な仕事は電池交換です。電池交換ぐらいどこでもいいやって思うのは危険です!電池交換は知識のある僕でも今でも緊張をもって交換しています。電池交換は勇進堂は命かけています。

川口誠プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

川口誠プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼