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コラム

おまけ。ブランパンのマスターピース

2011年4月19日 公開 / 2014年6月3日更新

コラムカテゴリ:くらし




おはようございます。
先日からぶらんパンという時計を紹介していますが本を読んだりネット検索をしていたり昔の教科書を開いてみたり色々コラムを書きながら勉強をさせていただきました。このコラムを書き続けることによって本当に改めて勉強しなおすことがたくさんあります。人に教えることは自分が学ぶことだと思いました。学校の先生たちも生徒に勉学を問いながら自分にも勉学を説いているものでしょうか?
僕は人に説くと同時に自分にも説きます。ですが答えは見えているようでなかなか見つけることは出来ません。難しいことを書いていますが。。。実は中身がなかったり。。。反省します。


今日は、てか今日も先日からの続きを。



なんと  おまけ   です。


といっても、コラムを書いていたらブランパンのマスターピースが
http://openers.jp/watch/blancpain/blancpain005.htmlBLANCPAIN
にて、詳しく書いていましたので。読んでください。

|ブランパン



1735

世界最古の時計メーカーであるブランパンも、1969年末からのクォーツショックに大きな痛手を被った。1970年代には操業も一旦は停止となり、その復活は1980年代まで待たなければならなかった。しかしながら、その復活にあたって、同社は「クォーツは作らない」と標榜し、機械式時計の究極を極める道を選択したのだった。

復活後、事業も軌道に乗った1991年にブランパンは「マスターピース」コレクションを発表する。それは機械式時計のなかでも6大機構と呼ばれる機能を、1本ずつの時計に与えた特別なシリーズで、「ウルトラスリム」「ムーンフェイズ」「永久カレンダー」「スプリットセコンド・クロノグラフ」「トゥールビヨン」「ミニッツリピーター」である。と同時に、これらの6つの要素すべてを1本の時計に集約させた驚愕モデルも発表する。それが、ブランパンの操業年をその名に冠す「1735」。機械式時計の究極を極める同社を象徴する最高の複雑時計だ。

前述の6つの「マスターピース」のうち、「永久カレンダー」「スプリットセコンド・クロノグラフ」「トゥールビヨン」「ミニッツリピーター」は、いずれもひとつひとつが堂々たる複雑機構である。通常、これらの機構をふたつ以上兼ね備えた時計はグランド・コンプリケーションと呼ばれ珍重されるが、4機構を腕時計に一挙に搭載し、さらに美麗な「ムーンフェイズ」を加えても厚さ16.5mmの「ウルトラスリム」に仕上げるには超絶的な技巧を必要とされる(しかも自動巻きである)。プラチナケースに身を包んだその姿は威厳さえ漂わすもの。この時計を作り上げたブランパンは、さすがに世界最古の名門であり、クォーツショック後の機械式時計復興を決定づけたブランドと言えるのだ。

自動巻き。毎時2万1600振動。80時間パワーリザーブ。ケース径42.0mm。ケース厚16.5mm。プラチナケース。クロコダイルベルト。非防水。価格未定。




裏スケになっています


最後に僕の仕事は本当に大切に使っている時計の修理をさせていただくのが本当の仕事です。

腕につけることのない高級時計よりも傷のついた並級の時計のほうが仕事をしていて楽しいです。が、どちらにも知識は必要です。使う使わないは僕の自由ですが出来るだけの人に専門用語ではなくわかりやすく伝えていきたいです。


時計の修理の際にはご相談ください。






この記事を書いたプロ

川口誠

時計修理のプロ

川口誠(時計工房 勇進堂)

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