世界で最初の時を知る機構(日時計)グノモン

川口誠

川口誠


人はどのようにして時計を知ったのでしょうか?

僕は18歳から3年間時計の修理の専門学校に通ったのですがその学校では修理の知識のほかに時計の歴史も学びました。

今日はその中でも世界初のというか人類初の時間をを知るすべを紹介します。


天気の日に棒を立てると影が出来ますよね。その影を利用して時を知ったとされています。


そのことを少し解説を。。。



その昔人は天体(太陽・月・星)の動きや季節の移り変わ

りなど、自然のリズムから時の流れを知り、暦を作り、さ

らに時計を作り出しました。


紀元前3500年頃、えじぷとじんはオベリスクと呼ばれ

る方位碑のモニュメントを立て、影の位置で午前と午後を

分け、影の長さで季節を知ることが出来たといわれていま

す。


時刻をしる日時計の起源は、メゾポタミヤ文明(今のイラ

ク南部)であり、紀元前2000年頃にはバビロニアで昼

間を6等分にした日時計がつかわれた記録があります。

バビロニアに滅ぼされた高度な天文知識を持ったシュメー

ル陣が発明した可能性もあります。日時計の指示針のこと

を「知る」という意味のグノモンあるいはノーモン(gn

omon)と、呼びます



このように紀元前に人は時を知ることを大切にしてきたのでしょう。
今、お客様のつけている時計も時を知る大切な必需品。
個人、の歴史に残るように大切に使って行きたいですね

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

川口誠
専門家

川口誠(時計職人)

時計工房 勇進堂

一番の大切な仕事は電池交換です。電池交換ぐらいどこでもいいやって思うのは危険です!電池交換は知識のある僕でも今でも緊張をもって交換しています。電池交換は勇進堂は命かけています。

川口誠プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

川口誠プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼