忘れることから始めましょう
11月も後半に差し掛かりました。
今年もあと1ヶ月と少し。
そろそろ年末年始の準備を始めましょうか。
さて今日は「ターニングポイント」というお題です。
コラムを書こう書こうと思いながら、タイミングを図っていましたが思うような出来事がありませんでした。
米中貿易戦争の先行きが見えてくるようなタイミングを待っていたのですが、全く先行きが見えません。
しかし、ここに来て全く予想していなかった「日産自動車カルロス・ゴーン会長が逮捕」というニュースが飛び込んできました。
現在、様々な事が囁かれていますが、このカルロス・ゴーン会長逮捕という出来事は何かのターニングポイントになるような気がしてなりません。
そう言えば数年前になりますが、カルロス・ゴーン氏の報酬額が高すぎるという事がフランスの国会で問題になっている、というような話を聞いた事があるように思います。
なぜ日産自動車のトップの報酬額がフランスで問題になるのだろうと疑問に思い調べました所、以下のような話なのだと理解した記憶があります。
まず、ルノーという日産の親会社は、フランスの国営のようなもので国営という事は少なからずフランスの税金が入っている。
とすると、ルノーの子会社である日産も大きな意味でフランスの国営企業の傘下にあるという状態である。
それなのに、いくら日本の法人である日産だとしても、まるでフランス政府の目の届かない所で高額な報酬を貪るような、そういった手法は許されないのではないか。
と、このような話だったと思います。
ただこの話、日本国内では全くと言っていい程問題になっていなかったと思います。
それがここに来て「日産自動車カルロス・ゴーン会長が逮捕」という大きな出来事となりました。
この事件は、大変大きなターニングポイントになるような気がしています。
平成最後の年末に向けて、まだまだ他の出来事も明るみに出るのではないでしょうか。
最後に、マーケットについて。
この日産自動車カルロス・ゴーン会長が逮捕」という出来事が今後どのように進んでいくか分かりません。
分かりませんが、この出来事を受けてマーケットはどのような反応を示すかで、カルロス・ゴーン会長が逮捕された事の善し悪しが自ずと判ると思います。
ルノーの株価は当然値下がりしますが、果たして、日産や三菱自動車の株価は下がるのでしょうか。
もし、日産や三菱自動車の株価が下がらないとしたら、カルロス・ゴーン会長が逮捕されたことをマーケットが前向きに捉えているということになります。
法律的な意味よりも経済的な意味での善し悪しをマーケットを通じて様子を見てみましょう。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
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