海外高級ブランドの並行輸入業者破綻

池田正一

池田正一

テーマ:時事ネタ

曇ったり雨が降ったり、不安定な天気がちな今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
しばらくは平年よりもやや寒い日が続くとの予想なのだそうで、気をつけたいと思います。

さて今日は「海外高級ブランドの並行輸入業者破綻」というお題です。
まずはこちらの記事から。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171122-00010000-teikokudb-ind

この記事によりまとロレックスを中心とした高級腕時計を輸入販売していたようで、様々な理由で破産申立をおこなったようです。

このコラムをずっとお読みの読者の方ならお気づきだと思いますが、今現在のこの先の見通しとしては、円安基調で進むことが恐らく間違いないと思いますので、輸入販売を行っている業者さんは、難しくなってくると思います。

また、これはロレックスの販売価格に顕著に出ていますが、正規価格よりもはるかに高い価格で並行輸入品販売店の店頭に並んでいます。

例えば、一番極端な例として、ロレックスのデイトナというモデルがありますが、国内正規販売店の販売価格はおよそ130万円程度です。

*ロレックスのデイトナはこんなお品物です

ロレックス デイトナ


こちらのお品物が、例えば、松山市内の某並行輸入品販売店の店頭では、200万円を超える価格が付けられています。

このロレックスデイトナの例は、極端な例ですが、概ね、ロレックス製品の人気モデルは、正規価格よりも高い価格で並行輸入品として販売されています。

そもそもの正規品と並行輸入品のイメージとしては、
正規品=高いけど間違いがない品物
並行輸入品=安いけど出どころが不安
こんなイメージだと思います。

ですが、実際には、
並行輸入品の方が高い
正規品の方が安い
という逆転現象が起きています。
この逆転現象が起きる理由は簡単でして、正規店では極めて入手困難、ということが理由です。

先ほど挙げたロレックスのデイトナの場合、松山市内の正規店で購入しようとする場合、毎日のように正規店へ通えば、いつか買えるかもしれませんし、1年通っても2年通っても買えないかもしれません。

このような状況ですので、正規店で130万円ほどの品物が、店が変われば200万を超すのですが、やはりこれは異常な状況なのでしょう。

加えて、いろんな有名高級ブランドがありますが、どのブランドもこの先厳しい戦いになると予想を立てて、世界戦略を練っています。

2018年も有名高級ブランド絡みのお話が色々と出てきそうです。








それではまた、次のコラムでお会いしましょう。







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