ウィーンフィルハーモニー金貨
皆様、ご無沙汰いたしております。
池田質舗でございます。
前回のコラムから、気がつけばかなり時間が経ってしまい、もう9月に入ってしまいました。
朝晩すっかり寒くなりまして、とは言え、日中は歩いていると汗ばむ陽気ですので、ほんとうに着る服を迷います。
さて、今日は、「プラチナの買取価格が下がって、怒られちゃいました…」というお題でお話したいと思います。
まずは、怒られてしまったお話から。
半年ほど前に、プラチナの指輪を査定させて頂きました。正確な買取価格は伏せますが(買取が成立しませんでしたので)、およそ6万数千円の査定金額でした。
その時は、一旦、検討します、との事で、お品物を持ち帰られたのですが、つい先日、また、そのお品物をお持ちになられました。
そこで、改めて査定させて頂いたのですが、今回の査定価格は、およそ5万数千円程度。前回の査定価格から大きく下がってしまったのです。
買取価格は毎日変動しますし、半年前とは経済を取り巻く環境がだいぶ変わっていますので致し方ないのですが、お客様からすれば、心情的に、やはり納得出来なかったのでしょう。大変、ご立腹のご様子で、当方としましても、弁解しますやら、お詫びしますやら、大変でした。
では、具体的に、金プラチナ買取価格がどのように変動したのか。
半年前に遡ってみましょう。
2015年3月10日の買取価格は、純金 インゴット¥4,740-、純プラチナ インゴット¥4,650-、
という買取価格で買取らせて頂いております。
これがですね、2015年9月10日はと言いますと、
純金 インゴット¥4,450-、純プラチナ インゴット¥3,940-、
という買取価格となっています。
金・プラチナともに買取価格が下落しており、特に、プラチナについては、15%も下がってしまっています…。
このコラムをずっとお読みの方はお気づきだと思いますが、プラチナの価格が下落する=経済活動が停滞するor減速する、という事ですので、マーケットは、経済的な意味で「悪い・悪くなる」と判断しているようです。もちろん、この経済状況の悪化は、中国における株価下落が大きく影響していると思われます。
それでは、どのように買取価格が変化してきたか、その傾向を探ってみましょう。
直近の3ヶ月を例にとりますと、買取価格は、このように推移してきました。
2015年6月1日
純金 インゴット¥4,930-
純プラチナ インゴット¥4,610-
2015年7月1日
純金 インゴット¥4,800-
純プラチナ インゴット¥4,420-
2015年8月1日
純金 インゴット¥4,510-
純プラチナ インゴット¥4,080-
2015年9月1日
純金 インゴット¥4,590-
純プラチナ インゴット¥4,070-
2015年7月3日には、「中国株バブル崩壊の兆しか」という見出しのニュースが出ていましたので(http://newsphere.jp/world-report/20150703-2/)、中国の株価の激しい値動きに合わせて、順調に?買取価格が下落していっている訳です。
さて、今後、金価格はどうなっていくのでしょうか。
もし、アメリカが利上げをすれば、これは、金価格にとって下げ要因になるはずです。
まぁ、このアメリカの利上げ、やるのではないかやるのではないかと言いつつ、まだなされていませんが笑。
さてさて、どうなることでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
久しぶりのコラムが金プラチナ価格の下落という、あまり書きたくない話題になってしまいました笑。
しかし、何もかも悪い事ばかりではありません。
今年の冬は、暖房費が安くなるのではないかと思います。
資源価格(ガソリン・灯油など含む)が下落しています。
中国の景気減速は、資源が必要とされなくなる、という事も意味しますからね。
ですので、灯油が安くなり、暖房費が楽になるのではないかと思う訳です。
まぁ、これも、近年まれに見る厳冬、なんてことになると、思惑が外れそうですけれども笑。
また、次のコラムでお会いしましょう。
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