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コラム

「EU、日本に関税「90%即撤廃」要求」がブランド品にどう影響するか

2013年11月20日 公開 / 2014年6月3日更新

テーマ:時事ネタ

コラムカテゴリ:くらし

さて、今日のコラムですが、「EU、日本に関税「90%即撤廃」要求がブランド品にどう影響するか」についてお話したいと思います。

アメリカとのTPP交渉も活発になってきていますね。これに伴い、EUからのアプローチも激しくなってきているようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000191-yom-bus_all

以前、TPPでブランド品が安くなるの?というテーマで、コラムを書きましたが、今回はEUです。

EUと交渉している品目リストが見つからないので、なんとも言えませんが、前回のTPPとブランド品のコラムの時の結論と同じく、今回のEUとの交渉でも、恐らく、ブランド品の値段は安くなりません。

本当は安くなっても良いハズなんです。

というのは、関税というのが、このぐらいは掛かっているハズですから。
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1204_jr.htm

これによると、数パーセントから物によっては、10パーセントほど値下がりしても良いハズです。

しかし、恐らく、ブランド品の値段は安くなりません。

むしろ、値段上がる傾向にあるぐらいですから。

それは、この過去のコラムでも触れたように、本国と日本で1:1.3の法則を採っているルイヴィトンのように、ブランド品は、高く売る事でブランド井メージを構築しているという部分があります。また、為替が円安に振れていくことを前提に、ブランド品がどんどん値上げされ始めています。

ですので、きっと、EUとどんなに交渉したとしても、値下がりする事はないでしょう。

「還元セール」というのが起きるかもしれませんが、これはバーゲンの意味での値下がりで、関税撤廃の影響としての値下がりではないと思います。

なんとも色々動き始めていますが、一体、どうなるのでしょうか。


いかがでしたでしょうか。
ちなみに、先程の関税率の目安リストによると、自動車って無税なんですね。これは意外でした。調べて見ると、1978年に自動車への関税は撤廃されていて、完全に開放された自由市場になっているようです。ならば、もう少し輸入車が安くても良いハズなんですけれども。笑


少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。







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この記事を書いたプロ

池田正一

質屋・鑑定のプロ

池田正一(有限会社池田質舗)

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