押し買い
さて、今日のコラムですが、「EU、日本に関税「90%即撤廃」要求がブランド品にどう影響するか」についてお話したいと思います。
アメリカとのTPP交渉も活発になってきていますね。これに伴い、EUからのアプローチも激しくなってきているようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000191-yom-bus_all
以前、TPPでブランド品が安くなるの?というテーマで、コラムを書きましたが、今回はEUです。
EUと交渉している品目リストが見つからないので、なんとも言えませんが、前回のTPPとブランド品のコラムの時の結論と同じく、今回のEUとの交渉でも、恐らく、ブランド品の値段は安くなりません。
本当は安くなっても良いハズなんです。
というのは、関税というのが、このぐらいは掛かっているハズですから。
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1204_jr.htm
これによると、数パーセントから物によっては、10パーセントほど値下がりしても良いハズです。
しかし、恐らく、ブランド品の値段は安くなりません。
むしろ、値段上がる傾向にあるぐらいですから。
それは、この過去のコラムでも触れたように、本国と日本で1:1.3の法則を採っているルイヴィトンのように、ブランド品は、高く売る事でブランド井メージを構築しているという部分があります。また、為替が円安に振れていくことを前提に、ブランド品がどんどん値上げされ始めています。
ですので、きっと、EUとどんなに交渉したとしても、値下がりする事はないでしょう。
「還元セール」というのが起きるかもしれませんが、これはバーゲンの意味での値下がりで、関税撤廃の影響としての値下がりではないと思います。
なんとも色々動き始めていますが、一体、どうなるのでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
ちなみに、先程の関税率の目安リストによると、自動車って無税なんですね。これは意外でした。調べて見ると、1978年に自動車への関税は撤廃されていて、完全に開放された自由市場になっているようです。ならば、もう少し輸入車が安くても良いハズなんですけれども。笑
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
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