余裕で受ける人がいるだろうという勘違い。
こんにちは。Professional-Teacherです。
7月に入り、高卒生(浪人生)にとっても最後のチャンスの月となりました。
もちろん、「最後のチャンス=合格出来る最後のチャンス」です。
特に、国立大学を目指す人の場合、取り組む科目数は膨大です。
スタートするレベルにもよりますが、今からだと、どんなに効率よい方法をしたとしても
合格に必要な「知識」「やり方」を習得し、志望大学の傾向に合わせるための時間は、
ある一定時間が必要です。結構厳しい状況。
英語は、「単語」「熟語」「構文」「文法」「SVOC」「長文把握」と段階的に
取り組んでいかなければ、点数は伸び悩みます。
数学は、穴が無いように、しっかりとパターンを習得した後、志望大学の傾向に
合わせて取り組む事が必須。
国語は、現代文の言語習得と二項対立の読み方、古文は単語・常識・文法・読解、
漢文は句法、読解。
理科は、化学・物理・地学・生物のうち1科目攻略。
社会は、地理・世界史・日本史・政治経済・倫理・現代社会・政治経済&倫理のうち1科目攻略。
もちろん、この他に、センター試験の傾向に合わせた特殊対策が必須です。
特に、英語・数学などは、たとえ偏差値70あっても、別に対策が必要。
効率よいやり方を知っていないと、対策は間に合いません。
(アクセントや発音など、まともにやっていては時間はないですからね)
「やるべき事とそれにかかる時間」 - 「残された時間」 = 合格 or 不合格
特に難しい事はありません。
残された時間は決して短くはならないですから、あとはこの公式に、
・「やるべき事」を短縮する方法=志望大学の傾向を捉えてそれに合わせた勉強
・「それにかかる時間」を短縮する方法=正しい効率よい勉強方法
が加わるという事。
高卒生にとって、今が、国立を目指せる最終月。(私立はギリギリ今月末です)
ということは・・現役生は?
浪人生が1日10時間以上勉強する事を考えれば、現役生は1日あたりの勉強量は何時間でしょう?
もし1日5時間なら・・・・。期間は倍かかるという事。
つまり、高校2年生にとっても6月が最終という事になります。
今、高校2年生の君。今のままで、大丈夫?
もちろん!高校1年生で難関大学を目指す人。
今から真剣に取り組めば大丈夫。
でも、遅れれば遅れるほど、合格率は下がることになります。
しっかりとやるべきことを捉えて行きましょう。
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★今回のテーマ=「君は大丈夫?大学受験勉強法(2)」
◆今回のポイント!
●編集後記
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今回は、前回の続き。
国立の傾向の違いについて、伝えていきます。
そもそも、国立大学は、それぞれ目的を持って作られたという事は知っていますか?
もちろん、試験もそれに沿って、目的にあった生徒を取るように作られています。
大学受験は、大学側が出す試験で、高校で習ったことが出る試験ではないので、それぞれ
目的に沿って独自に作られています。
代表的な2つの大学について見てみましょう。
東大と京大。
難しい双璧でしょうけれど、これも、傾向があるので、踏まえないと苦労する
ことになります。
東大と言う大学は、もともと、官僚養成学校という意味で作られました。
これが実は重要で、東大の試験の解答用紙を見てみるとわかるのですが、
東大は、ずっと解答欄が狭く小さい解答用紙になっています。
現代文なんかを例にとるとよくわかるのですが、その解答欄に求められている
解答は、あくまで結論だけ。できるだけ短く一言でいうこと。
逆にいえば、「過程はいらない」のです。
目的は、官僚養成ですから、結果が出ればOK.
逆に研究者のように、過程はいらない。
だから、解答欄をはじめ、答える内容は、短い一言になっているんですね。
対照的に、京大は、逆です。
解答欄は、めちゃくちゃ大きいです。
数学に至っては、その計算過程を見ます。計算用紙なるものも、提出しなくては
なりません。
京大のノーベル賞の数が多いのは、その辺でしょうか。
「過程が生み出すもの」が大きいですからね。
その他の国立も、もともと目的をもって作られていますので、それに沿った
対策が当然必要。
ちなみに、Professional-TeacherのPlanは、その辺も考慮して志望大学の傾向を
分析し、Planを作成していっています。
これは、当然、その後の就職先にも、影響してきます。
企業もそういう目で見ていますからね。
例えば早稲田に比べると、東大は、企業には実はあまり人気がありません。
意外でしょうか?
でも、企業で求められるものを考えれば分かります。
いろいろな交渉の場で、時には柔軟に対応しなければならない場で、柔軟に対応を
出来るというのは、「経験」が大きい。
もちろん、ある程度の学問に基づいた経験です。
そういう点では、早稲田の方が、東大よりもずっといろいろな事をする子が多く、
人間として幅が広いと言われています。
そのため、たとえ大学名を見ていないくても、結果を見ると、採用される大学が
そうなってしまう。
もっとも、東大は東大で、官僚とのパイプ(友人)があるので、そこらへんが欲しくて、
公官庁関連企業や大企業でも一部は、取るんですが。。
もちろん、その他にも、一般地方国立は、国立で、その国立が立てられた理由というのが
必ず存在していて、それによって、学部の強さや人数・就職先への強さなんかも関係しています。
大学受験と言えど、こういう点も含めて対策をしていく。
出来ていますか?
去年合格したPro-Tの生徒で、東北大学の工学部に進んだ生徒がいます。
東北大学は、理系・研究の大学として元々作られたため、人数も理工系は莫大に
多く、逆に文系人数は、とても少ない。もちろん、予算も配分もそうなっています。
また、就職先も、理系は全国有名企業に引く手あまたなのに対して、文系は、
地元志向など、顕著に現れていきます。
しっかりとこういう点を踏まえる必要がある。
試験傾向に響いてくるからです。
次に、私立大学について。
私大も、実は、傾向が大きくあって、簡単に早慶と言いますが、実は、両方
同時に受かるのは難しいことがわかります。
早稲田大学系列とPro-Tは、呼んでいますが、早稲田大学をはじめとする明治・
法政・立教なんかは、特に英語と科目得点率について特徴があります。
知らないとまずいですよ?
勉強内容が違いますからね。
英語は、SVOCから構文をとらえるやり方をマスターして、読解をしなくては
合格は難しいといえます。特に単語をつなげてでは、まず無理です。
科目得点率についても、早稲田系列は3科目平均的に取らなくては受かりません。
逆に慶応系列は、上智・青山などもそうですが、英語がポイントです。
英語は、超長文がでるので、単語を多く知り、また、文章の流れ、つながり、
などを知らなくては、正解することは、難しいでしょう。
科目得点率についても、英語さえ高得点であれば、他の科目が多少低くても
合格してしまいます。
このように、一般に、国立・私立といっても、そして、私立の中・国立の中でも、
傾向がとても違い、それによって、勉強の内容はとても大きく変わってきます。
もちろん、今上げた大学についても、学部により、その中でも違いがあるので
きちんと志望学部の傾向は調べて見て下さい。
自分の志望しようとする大学、または、行こうとする大学の学部、単なる行きたいと
いうだけでは、難しいということがあるということをお伝えしました。
頑張っていきましょう!
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●編集後記
大学受験は、あくまで個人個人に責任がある試験です。
高校受験までのように、「学校を信じていれば」という事はありません。
それは、高校が義務教育ではなくなっているから。
もちろん、元々、受験専門のためにある「学校」ではないのですから、それを高校に求めるのは
間違いです。
そして、高校は義務教育ではなく、学校の先生は受験専門に何年も積み重ねてきたわけじゃありません。
自分で何とかするというのが、大学受験。
そういう意味で、自己責任の戦いなんです。
そして、大学側は、どんな高校を出てきたか?高校で何を習ってきたか?については関知しません。
あくまで、「自分の大学が出した問題が解ける生徒」を合格させるのみ。
だからこそ、大学の傾向をしっかりと捉え、自分にとって必要な事を特定し、日々しっかりと
自分で進めていく必要がある。
志望大学に合格するためには、どうすれば良いのか?勉強の科目、内容、やり方、それに対しての質問・相談。
そういった点をProfessional-Teacherはフォローしていきます。
あくまで主役はあなた。合格するのもあなたです。
一緒に、頑張っていきましょう。
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