予備校という場所について

熊谷修平

熊谷修平

テーマ:大学受験で大切なこと

今回は、多くの人がおちいる受験失敗パターンの1つから、予備校についての注意点を書きたいと
思います。

やはり、受験どうしよう・・と焦ると目に入る予備校のCM。

「みんなが行っているのだから、きっと大丈夫だろう・・」
「自分もなんとかなるんじゃないか・・?」
なんて、甘い期待を抱いて予備校に行く人は多い。

でも、現実は随分違うもの。

しっかりと予備校という場がどういう場で、大学受験でどういう役割をする所なのか?
きちんと捉えてみてください。
やはり、どうしても安易に走る人がいるので、大切な内容をお伝えしておきたいと思います。

もちろん、決して「予備校=悪」なんて、単純じゃないのであしからず。

大切なのは、「しっかりと利用の方法を知らないと、頑張ったのにさっぱりダメだった」となってしまう。
しっかりと良い面と悪い面を知るという事。

是非、役立ててくださいね。

さて、まず最初に1つ質問。

「予備校に行って、合格した人もいます。」
「予備校に行ったけれど、合格できなかった人もいます。」

その違いは何なんでしょうか?

これを知らずに、予備校に行けば「落ちるでしょう」。
予備校は、それを知っている人だけが合格できる所だからです。
(予備校は、生徒の人数が欲しいので絶対言いませんが・・)

今日は、その内容について。

さて、みなさん、その違いは何だと思いますか?

答えは、「予備校を利用しているか?予備校に利用されているか?」です。

どういうことかというと、予備校という所は、自分が目指す大学への架け橋は、
実は作ってはくれません。

×総合的に、君には、これこれが足りないから「こういうこと」と「こういうこと」を
 克服しないとだめだね。
×この大学はこういう点を求めてくるから、こういう点に気をつけなければダメだ。
×今日は、来月のこういう点の克服を目指して、これをやろう。
×この問題は、こういうとき方をするといいよ。
×やる気が出ない時は、こうするといい。暗記のやり方はね・・・。

こんなことは、決して教えてくれません。
あくまで、それは、自分でやってくださいという所なんです。

まず、ここが皆さん、知らない。
「なんとかしてくれるだろう・・」と思っているので、「何とかしてくれない」と気づいた時には、
すでに受験が目の前なんです。

知っている皆さんは、しっかりと自分が必要かどうか?を考え、予備校を利用しています。


さて、話を元に戻して、予備校は、では、何をしてくれるのか?
それは、やってくれるのは、あくまで「その科目のその部分の分かりやすい授業」という事。
つまり、高校の授業の分かりやすい版と考えてもらえれば、分かりやすいかもしれません。

あくまで総合的に、「自分の志望大学へ向けて、何が自分に足りないか?を知っている人」
が、その部分を克服したいために、その科目のその部分の授業を受ける。

そういう人が行くところなんです。

予備校に行ったら、全部やってくれるだろう・・・・。なんて、やってくれませんよ。

まず、大学の傾向は個別に学部ごとに違い、それにしっかりと合わせていかなければ
ならないのに、みんなに合わせることなんて、できません。
あれほどの人数がいたら、まず不可能。

そして、あなたに必要な全科目を受けることも予備校では不可能なんです。
一見、1講座あたり安いように見えるのですが、実は落とし穴。
英語1科目がその値段なのではなく、あくまで英語の「英文法の基礎分野のみ」で1講座。
単語・熟語・構文・文法・英文読解・長文読解だけでも6つあるのに、それに加えて基礎・応用・発展に
別れており、更に、入試実戦講座まである。
すべてを揃えるとしたら、本当に無理に等しいんです。

当然、取らなかった所は穴になる。
苦手部分、出来ていない部分として自分で結局やることになります。

さらに・・
授業は受けただけではダメ。
当然ですが、それで出来るようになるのであれば、高校の授業でも出来るようになっているのでは?
試験というのは、当日、自分の力で解けなければならない。
その力をつけるのが勉強です。
授業をうけても、自分では解けるようにはなりません。
自分で参考書を使い、復習し、演習をして初めて出来るようになる。
結局、自分で自分の事をやらなければダメなんです。


さて、みなさん、「自分の目指す大学・学部について」。
そして、「自分の弱点や足りない所について」「勉強方法やその攻略方法について」。

ちゃんと分かっていますか?

受験までに何をどれだけやればいいのか?
落とし穴はどこか?
科目ごとの重要ポイントは?
大学の傾向はどうなっている?。

できていますか?

予備校を利用して合格する人はいますが、予備校で合格する人はいないという
理由です。

もちろん、合格人数にもちょっとしたからくりがあるのですが、それについては、
別の機会に。(合格ハンドブックにも載せています)


最後に、早稲田に合格したPro-T生徒の言葉です。

「予備校に2年も行きましたが、ただ毎日授業があるだけで、まるで高校の授業の
 延長でした。やっていれば、合格するのかと思っていたのですが、成績は上がらない
 し、なんだか毎日復習に追われて、結局、1年すぐにすぎただけでした」

きちんと、予備校の利点・欠点、知った上で、是非「利用してください」ね。


大学受験には、大学・学部ごとに傾向があり、それにあわせた対策をしていかなければ、
決して合格することはできません。

そして、また、自分ができないところはどこなのか?合格できない理由は何か?
それをしっかりとわかっていなければ、合格はできません。

これが、大学受験は「個別」が良いといわれる所以です。
予備校は、その両方とも、自分でやらなければならないという点。

しっかりと分かった上で、利用していきましょう。


もちろん、Pro-Tは、それとは違う方針でいきたいと思います。

きちんと、あなたの現状から志望大学への架け橋としてのPlan.
日々のサポート。
しっかりとトータルで導いていきます。

去年、合格した生徒で、偏差値38→偏差値68 という生徒には驚きました。
Pro-Tには、毎年、そういう生徒は何人もいるのですが、ここまで伸びるとは・・・。

しっかり毎日充実していけば、その分伸びる。
当然といえば、当然ですよね。

頑張って行きましょう。

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「合格への道」は、Professional-Teacherが作る。
君は、合格を目指し、諦めずに走る事。それが唯一の約束。
最後の最後まで一緒に頑張っていこう!!

Professional-Teacher
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professional-T@e-mail.jp
0120-925-393(一般電話) 
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熊谷修平
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熊谷修平(塾講師)

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