してはいけない繰上げ返済!その1

中村諭

中村諭

テーマ:住宅ローン

“期限の利益”という言葉があります。
(あまり、馴染みのない言葉かも知れませんが、住宅ローンを契約した際に、契約書に記載されているはずです。)

『時間を持っていることが、“利益”である』という考えが根底にあるのですが、たとえばあなたが35年の住宅ローンを契約したとしたら、
あなたは金利を支払う代わりに“35年という期間が自分のものになる”という権利を手にしたということになります。

35年間は毎月決められた金額の元金と金利を支払えば、この権利は35年間あなたのものです。

繰り上げ返済して、返済期限を前倒しするということは、自ら“期限の利益”という権利を一部放棄していることにもなるのです。

最後にこれはあまり想定したくない話でもありますが、考えておく必要があるのでお話します。

不況のとき、世帯主であるあなたは家族のために、一生懸命働きます。
がんばって働きます。
その結果、体を壊し入院、最悪のケースを想定すると死亡ということもありますよね。
この場合は、住宅ローンはどうなるでしょうか。

住宅ローンを既に契約しているみなさん御存じのことと思います。

「団体信用生命保険(だんしん)」で住宅ローンはその残額に関わらず、全額返済されます。
あなたが死亡すれば住宅ローンはなくなります。

こんな時に、無理して繰り上げ返済をしていたらどうですか?笑えないですよね。
現金を持つ者が強いという内容でした。

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中村諭
専門家

中村諭(ファイナンシャルプランナー)

住宅ローンソムリエ(R)

実績18年の経験と金融機関とのパイプを生かして、お客様ごとに異なる住宅ローンの悩みや希望に親身にお応えします。金融機関のリストアップから借換えの実行支援まで、お客様の笑顔のため最善を尽くします。

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