今だから出来る事もある! 住宅ローン借換えのメリットとデメリット

中村諭

中村諭

テーマ:住宅ローン

これまで、住宅ローン借換えの手順や必要書類等についてお話してきました。
「知って安心!住宅ローン借換えの手順」
「要確認!住宅ローン借換え時の必要書類は?」
いざ住宅ローン借換えに取り掛かる、という前に、メリットとデメリットもチェックしておきましょう。

メリット

・毎月の返済額を軽減できる
・団体信用生命保険(以下:団信)を現在よりも手厚くできる可能性がある
・低金利の今だからこそ、長期固定金利に切替えやすい

デメリット

・諸費用がかかる
・変動金利に切替えた場合は、金利上昇リスクがある

一番大きなメリットは、毎月の返済額を軽減できる事ですよね。この為に住宅ローンの借換えをされる方が大半だと思います。
しかし、毎月の返済額以外にもメリットはあります。

住宅ローンを借換える際、団信も新たに入り直す必要があります。
最近は、団信にも様々な種類があり、金利を上乗せすれば生活習慣病等の疾病保障特約を付保する事が可能です。(中には、金利の上乗せが不要な商品もあります。)
例えば、ガン保障特約付きの団信に加入すれば、ガンと診断確定された場合、住宅ローンの残債が保障(=完済)されます。
死亡・高度障害時のみ保障の団信と比べると、かなり手厚くなりますね。

また、金利が下がっている今だからこそ、長期固定金利に切替えるという選択肢もあります。
もちろん、変動金利に切替えた方が金利は下がると思います。
しかし、金利の引下げ幅は小さくても、完済まで金利が変わらないという安心を得る事ができますよね。

何を優先するかは皆さんそれぞれですので、以前書いた「自分に合うタイプは?住宅ローン借換え時の金利の選び方」を参考にして頂ければと思います。

デメリットについては、諸費用がかかる事です。諸費用についても以前お話しましたね。
「意外とかかる!?住宅ローン借換え時の諸費用」
住宅ローンを借換えるという事は、新たにローン契約を結び直すという事なので、諸費用は必ずかかります。
諸費用を含めて借換え効果を検証しましょう。
併せて、諸費用に必要な額を現在の住宅ローンの繰上げ返済に回した場合のメリットとの比較検討もしてみましょう。

最後に、低金利の恩恵を一番受けられるであろう変動金利ですが、金利上昇のリスクがありますので、金利動向に注意が必要です。

以上の事をふまえて、住宅ローン借換えを検討してみてくださいね。
ご参考になれば幸いです。

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中村諭
専門家

中村諭(ファイナンシャルプランナー)

住宅ローンソムリエ(R)

実績18年の経験と金融機関とのパイプを生かして、お客様ごとに異なる住宅ローンの悩みや希望に親身にお応えします。金融機関のリストアップから借換えの実行支援まで、お客様の笑顔のため最善を尽くします。

中村諭プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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