子育て:難しいけど!知っておこう「課題の分離」

西真理子

西真理子

テーマ:子育て

今日は
アルフレッド・アドラーの「課題の分離」について、少しご説明します。

「課題の分離」とは、
問題・課題を目の前にした時に、
「この課題に向き合うべきなのは、本当は誰であるべきか」と考えて、
他者の課題には介入しないようにするものです。

例えば、
あなたのお子さんが、宿題があるのに、ずっと遊んでばかりいる。

ついつい、親は、
「遊んでないで、宿題しなさい!」と言っちゃいますが (私も…^^;)
その課題は「子どもの課題」ですよね。

だから、介入しないようにしよう、ということなのです。


・・・はい、いろんな声が聞こえてきそうですね。

「いやいや、とはいえ、宿題しろって言わないと、絶対やらないよね。」
「宿題やらせるのは、親の責任でもあるんじゃない?」

そうですよね~。
まず、宿題を「楽しい」って思っていない子どもは、
自分から進んで宿題をやるってことはありませんし、
さぼれるなら さぼろう、って思います。

それでも、先生に怒られたらやだな、って思う子はやるでしょうが、
怒られてもいいや、って思えば、やらずにそのまま学校に行くでしょうし、
それで先生に怒られたところで、気にしないかもしれません。

としたら、先生から
「お子さんに宿題をやらせてください。」と
親の責任としてお声がかかるかもしれません。

それでも、子どもの課題だと放っておくと、
何日先か、何ヶ月先か、何年先かはわかりませんが、
必ず、お子さんが後悔をし、自ら反省をして、行動を変える。

そうなれば、本当に行動を変えられる。
失敗こそが、本当の学習なのだということです。

「えーーーっ。それはそうかもしれないけど…それは親としては不安すぎる…」
「課題の分離は大切だなとは思ってるけど、実質難しいよね…」

そうですよね。私もそう思います。
そして、私も、ついつい「やりなさいよ~!」って言っています ^-^;

だけど、ま、いっか。…です ^-^

だって、行動が伴わなくても、
頭で「課題は分離しないとな」と理解しているから。

だから、「あー、また遊んでばかりでやってないな~!!」と思って、
「やんなさい!」と言った自分を客観的に
「あ、課題の分離が出来てないね…」と見ることができるので、
とりあえず、今日はこのくらいにしておきましょ、とやめられるんです。

それでもやらなかったら、自分のせいだしね、って、一度冷静になれます。

要は、リセットできる。

もちろん、繰り返しますよ。少しはね。
でも、どこかで冷静な自分もいるので、
「イライラガミガミ」を継続するのを阻止しやすいです。←絶対しないとは言い切らない(笑)

それが、大事。

子育てに大事、と言われていることは、いっぱいありますが、
100%できるなんて、絶対無理です。

やんなくちゃ、って思わないことが大切。

行動は30%でOK。

そこに、「出来てなくても知っている。」と
「子どもにも自分にも愛情持ってる。」を足して、
みんなで、30点+α の子育てにしていきましょ♪

子育ても、赤点は困るけど、それ以上なら、
子ども達は自分の力で育ってくれます!

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専門家

西真理子(心理カウンセラー)

カウンセリングここ和

あなたの全てを受容する《子と親と先生の為のカウンセラー》。心理療法やNLPを組み合わせた能動的カウンセリングが特徴。小学校通常級の補助、発達等凸凹のある子への指導など、子どもの育つ現場を支える。

西真理子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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