コロナ禍における不動産流通の問題点を探る
①任意売却や競売にかかわる現状について
ここ数年続いた不況等の影響で、住宅ローン破たんに陥り、自宅を競売にかけられる人が増加しました。それに伴って競売物件の取得を検討する一般消費者も急増、競売ブームといえるような状況が続いています。
マイホーム購入目的だけではなく、不動産投資目的でも競売物件の購入を図る投資家は数多くいます。ただし、競売は「最高価入札者に限定されるため,確実に入手できるか」「外観のみで内覧が出来ない」など不確実性によるリスクもあります。
これに対して任意売却物件は、通常の不動産取引と同様に売り主と買い主の合意の上で売買されるため、ここ最近、特に不動産投資家、不動産業者から関心を集めているようですが、任意売却に、リスクもあります。
任意売却のメリット・デメリット等はまたの機会に。
要は、任意売却は競売を回避する方法として競売にかけられてしまった後ても出来ることもありますが、失業等でローン返済困難とわかった時に、できれば早めに対策を講じた方が良いと思います。