不確実性が高い時代、ある程度「どうなっても大丈夫」な対策を!
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏が9月までに退任すると発表されました。
退任後は教育・環境分野の慈善活動や宇宙開発などの活動に軸足を移すようですが、テスラのイーロン・マスク氏やグーグルなども宇宙開発に熱心ですね。宇宙は国の領域もなく、衛星から直接電波などを送れるようになると、その企業は国境の壁を越えられるから開発に熱心だという情報もありますが、ベゾス氏の様な超優秀な方の参入で、国境が関係なくなるような世界インフラ完成に近づいていくのでしょうか…。楽しみでもあり怖くもありますね…。
ところでアマゾンの企業文化は「善意は役に立たない。仕組みが解決する」だそうです。
私は仕組みづくりが苦手なので肝に銘じておこうと思います(汗)
さて、今日も日経新聞の記事を紹介したいと思います。
日経新聞 2/3 「預金、人口以上に東京一極集中 資産価格上昇や相続で」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF301N90Q1A130C2000000
以下引用
個人の預金が東京に集中している。日銀の2020年末時点の統計を使って都道府県別の動向を分析したところ、銀行の個人預金のうち東京が24.4%を占めた。10年前に比べ3.8ポイント上昇した。株価や不動産価格の上昇と相続に伴う地方からの資産移転が背景にありそうだ。
銀行の個人預金は20年末時点で合計517兆円にのぼる。10年前に比べ34%増えた。預金は60歳以上の保有額が多く、高齢化に伴い全国で増加している。
都道府県ごとのシェアを見ると、東京以外で上昇したのは福島と沖縄県(いずれも0.1㌽増)のみで、ほかは横ばいか減少だった。東京の占める割合は00年末時点で17.6%で、人口の伸び以上に集中度合いは高まっている。
総務省の14年の全国消費実態調査によると、東京の2人以上世帯の平均貯蓄高は1967万円で、全国で最も多い。株式など有価証券の比率が全体の22%と全国で最も高いのが特徴だ。預金は日銀の金融緩和の長期化で利息がほとんどつかない。
株価と東京の不動産価格はこの10年間で大きく上昇した。こうした資産の売却が増え、東京の預金シェアの上昇につながったとみられる。
引用終わり
記事にある通り、東京への預金集中が進んでいるようです。
そして理由は「相続」によって地方に住んでいる親のお金が東京の子供に移っていることと、東京の不動産価格上昇そして、株の上昇です。
この理由で相続と東京の不動産価格上昇は、東京への一極集中という国の政治が招いた問題であり、本来であれば地方にも分散していればここまでの結果にはならなかったでしょう。とはいえこれは私たちがどうにかできる問題ではありませんね。
しかし、もう一つの理由である「株価の上昇」はどうでしょうか?
当然これは日本人の誰もが享受できた恩恵のはずです。東京だから株が上がる訳でも東京じゃなきゃ買えないものでもありません。
東京に住んでいる方が「株式投資」を生活に取り入れていたという事です。
私も東京でセミナーを行うと「iDeCoや投資をしている方」が非常に多いと感じます。数年前にも企業型確定拠出年金の導入説明会で、「この中でiDeCoをやっている方はいますか?」と聞くと、半数以上の方が手をあげて正直驚きました!※東北だとあがっても一人か二人という状況でほとんどの企業で手があがりません…
そして、東京の方は秋田の方よりも収入も高いので、収入による格差にプラスして投資による格差が出ています。
私から資産運用の話しを聞き投資をスタートする方でも、「東京の友人はすでにやっている」とか、そもそもの相談に来たきっかけが「首都圏の友人から投資やFP相談を勧められた」という方も増えており、そういった方々からは「投資やっているかやっていないかで大きな格差になりますね」という声も聞くようになりました。
この記事はある意味それを証明した結果で、今後ますますその格差が広がるでしょう。
トマ・ピケティ氏の21世紀の資本論でも「r>g」と資本成長率は経済成長率を上回るとしており、これは「株などの資産の成長は労働収入の上昇よりも大きい」とも言えるので、一般人でも資本の成長を活用しないとかなり「マズイ」となる訳です。
こういった現実を考えて、「投資なんて怖い(怪しい)」「難しそうで面倒だ」「親に止められている(笑)」などと選択肢から排除せずに、「やっている人が多い(世界的にも!)」「投資で資産を増やしている人が実は多い」「周りでもやっている人が増えてきた」などの事実を見て、人生に取り入れてみてはいかがでしょうか?
自分で始めよう!という方はこちらもご参考下さい。
そして、正しい投資をアドバイザーと一緒にやってみたい!という方はこちらからお問合せ下さい。
こういったご時世でもありますので、資産運用に関してはオンライン相談もできるように体制を整えているところです。※リリースは2月中を目指していますが、ご希望あればお問合せからご記入下さい。
2021年も早くも一か月経過しましたが、「投資デビュー」をして将来に安心の種を植えましょう!
今日もありがとうございました。