ハーバード大学で教える「金融の使命」とは?
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
最近世間では「桜を観る会」が話題になっているようですが、マスコミが報道するのはまだ良いとしても(良いとは思いませんが…)国会で延々とやられると、「この国大丈夫か?!」という気分になります(汗)
というのも、国会は法律を作るところであり、日本には、経済、外交、国防、財政、社会保障などキリがないほど問題が沢山あるのに「国権の最高機関」である国会で延々と「5000万円を選挙のために利用したのでは?」という小さな問題をやっている(しかも予算委員会とか100兆円の予算を審議しなければならない場で)ので、国会には「目的」や「優先順位」という概念がなく、野党は揚げ足取りに終始し与党もそれに乗っている(その裏で法律はどんどん通っていくので与党にも都合が良い!?)ように見えてしまいます。(まさかそれが目的!?)
ライフプランでも「目的」やそれに伴う「優先順位」を決める事が大切ですが、時間やお金といった「財産」には限りがあります。
主に「重要度」と「緊急度」で考え、
第一象限は「緊急かつ重要」
第二象限は「重要だが緊急ではない」
第三象限は「緊急だが重要ではない」
第四象限は「緊急でも重要でもない」
という4つの象限に区分けします。
ライフプランのもので考えるより、分かりやすく日々の行動で置き換えると
「緊急かつ重要」なものは放っておいても行うのですが、意識するのは重要度です。得てしてよく考えたら重要ではなかったということがありますね。
次に行うべき行動は第何象限でしょう?
「緊急だけど重要ではない」か「重要だけど緊急ではない」の2択になろうかと思いますが、実は「重要だけど緊急ではない」の第二象限を行うのが良いとされています。
理由は「重要度は結果に直結するから」です。
日々の行動でも得たいのは「良い結果」ですよね?
それを得るには緊急度に生きるのではなく重要度に生きるのが大切です。
しかし残念ながら私を含め、多くの方はついつい「緊急だけど重要ではない」ことに時間を割いてしまっています。
これは「緊急なこと」は受動的にやってしまうからであり、「重要なこと」は能動的に動かないとできないからです。
そのため、計画を立てて実行していく必要があり、実行するためには「目的(目標)」をはっきりと持たなければいけません。
こういった「時間管理のマトリックス」をライフプランの目的(目標)から考えると、自身の人生で何が大切かを考えそれを実現するための行動も管理することができますね。(言うは易し行うは難しですが、これをやるやらないは大きいと思います)
※因みにこの考え方は有名な「7つの習慣」に書かれていることなので、ご興味ある方はぜひご一読下さい!
この考えを「お金の問題」に少し当てはめてみると…
・「老後資金や教育資金」は第二象限…今必要ではないが、将来必要になるもの(どちらがより重要度が高いでしょうか?)
・「住宅ローン」は第二象限…今は払える(払えそうだ)で組むと、将来のライフプランに合わない場合取り返しがつかない(組み方もですが予算を間違ったら大変です)
などと第二象限が多いのですが、これを重要と捉えておかないと、将来に問題が大きくなり、ライフプランを転覆させる事態になりかねません。
そして本来は第一象限にくるものなのに、一見すると第二象限というものもあります。
それは「保険」です。
保険は緊急性を低く見られがちですが、将来の問題ではなく「今」の問題です。
なぜなら事故や突然死、重病の発症などはいつ起こるか分からないからです。
明日保険に加入しようと思っていても、今日事故に遭ったら…という世界なのです。
そして、「そうなってからは加入できない」ので何事もない中で備える必要があり、「何事もないとき」はいつですか?と聞かれれば、「今でしょ!(古いですね)」になりますね。
という訳で、「国権の最高機関」での議題が「桜を観る会」というのは「緊急でも重要でもない」第4象限に、年間歳費一人1億円とも2億円とも言われる国会議員が1日3億円掛かると言われる国会において議論するという「膨大な時間とお金の無駄遣い」と見えてしまいますがどうでしょう?
国会のような無駄遣いはないにしても、「第二象限」は何か?と自問して時間とお金を効率よく使いたいですね!
とはいえ、私も自分に言い聞かせるように書きましたが(汗)自分で「自分のライフプランに取って何が第二象限か?」を考え実行するのは難しいですよね。
そんなときは、第三者、特にその分野の専門家に相談するのが良いと思います!
そうお感じになられた方は、ぜひこちらからどうぞ。
今日もありがとうございました。