SBGの決算発表から改めて感じた「投資ルールの重要性」
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
さて、今日の日経新聞にこんな記事がありました。
国債保有、日銀43% 3月、海外投資家も過去最高
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190628&ng=DGKKZO46663570X20C19A6EE8000
以下引用
日銀がまとめた1~3月の資金循環統計(速報)によると、市場全体に占める日銀の国債保有率は3月末時点で43.18%となり、2四半期ぶりに過去最高を更新した。日銀の国債買い入れのペースは鈍っているものの、拡大は続いている。海外投資家の保有比率も過去最高を更新し、国債投資に消極的な国内金融機関との姿勢の差が浮き彫りになった。
財投債を含む市場全体の日本国債の残高は3月末時点で前年比2%増の1125兆円だった。そのうち日銀の保有残高は486兆円で最も多い。
市場全体における日銀の保有比率は2018年9月末の43.00%を上回り、過去最高を更新した。18年12月末は42.99%と、わずかながら低下。最近はペースを落としているが、日銀は長期国債の買い入れを大幅には減らしておらず、保有比率の増加傾向が続いている。
引用終わり
よくニュースなどで「国の借金」として言われる国債発行残高ですが、3月末時点で1125兆円とのことです。
借金なので当然「貸し手」もいるのですが、最大の貸し手は「日銀」となっていて、その割合はなんと43%!を越えたようです。
これはアベノミクスによる「金融緩和」政策で、日銀が国債を買い取っているからですが、「政府に日銀が大量にお金を貸している」状態となっています。
これは、事実上「返済不要」とも捉えられるので、日本の財政危機はないとする専門家もいらっしゃいますが、当然無限にこれができる訳ではありません。
これをやり続けていけば、いずれ、日本円の信用が毀損してしまい大幅な円安になってしまうかしれません。また、国債も買い手が付かなくなれば金利も上昇する可能性があり、これを指摘する専門家もいらっしゃいます。
問題はそのラインがどこにあるか分からないところなのですが、現状の為替や金利をみれば今は問題なさそうですね。
とはいえ、こういったリスクも将来には起こり得るという認識も必要と思いますし、その為にも「資産防衛」の考え方が大切と思います。
この「資産防衛」の考え方ですが、実は多くの日本人の場合、「資産運用」を正しく行うと漏れなくついてきます。
何故かといえば、多くの日本人の資産構成が「いびつ」だからです。
日本人の資産の8割以上は「日本債券」に投資されているようなものです。
ですから、「円安やインフレに非常に弱い」資産構成になっています。
なので、今後「円高でデフレ」が続くなら問題ないのですが、「円安やインフレ」になると価値が下がってしまいます。公的年金もそうですね。
ですので、今話題の「老後2000万円」問題もありますが、インフレになってしえば2000万円では不足してしまうので、そういったリスクも踏まえた資産構成にしていくことが「資産防衛」にも繋がります。
必要なのは2000万円という「金額」ではなく、安心して暮らせるだけの「(その時の)資産価値」です。インフレが仮に2%で30年続けば、お金の価値は半減しますので、2000万円貯めても1000万円分の買い物しかできません。
ですから、これから「資産を貯めよう」という方は、ぜひ「正しい資産運用」をして、同時に「資産防衛」もして下さい。
※とはいえ日本が破綻する!とか言っているわけではありませんよ(笑)
老後2000万円問題のおかげで、将来を考える方が急増しているようです。
日経新聞26日朝刊
「老後2000万円」個人動く
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190626&ng=DGKKZO46543460V20C19A6EE9000
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今日もありがとうございました。