「まちおこし」における“パクリ”と“カスタマイズ”
複数の人数分の弁当を準備しようとするときに幕の内弁当は大変重宝します。
多少の好き嫌いがあっても大丈夫ですし、日本全国ほぼ同じような規格化された弁当なのです。
幕の内弁当化するまちづくり
日本各地のまちづくりをみていると幕の内弁当化したまちづくり計画となっているところが多いです。
まちづくりにおける規格とは政府の補助事業やモデル事業であったりする場合と、周辺市町村がやっているから・・・という「右へ倣え」的な発想がまだ抜けきれないからという事情もあります。
目指すは駅弁型まちづくり
しかし、まちづくりは本来地域ごとに違っているものです。
弁当でいうと駅弁などで取り扱われている地元の食材を使った弁当がまちづくりの本質なのです。
かといって、普段食べていないようなものや地元の食材ではないものを使って作った弁当では本末転倒です。
まちづくりはどこでも食べることができる“幕の内弁当”より、そこまちでしか入手できない美味しい駅弁を目指すことが大切なのです。
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