“伝統的食文化”における共有地の悲劇
いよいよ2012年も終わり、2013年を迎えようとしています。
地域活性化やまちづくり、まちおこしを取り巻く環境は劇的に変化を迎えていました。
そのもっとも大きなものは地域限定の料理やゆるキャラ、ご当地アイドルなどが各地で誕生し、そしてそれらが既存のメディアではなく、インターネットなどで注目を浴びたと言う事でしょう。
既存のメディアは「マスコミュニケーション」や「マスメディア」と言われるように「マス=一般大衆、不特定多数」を対象としていることもあり、小回りが苦手です。
インターネットはマスであったはずの集団が、個々にそれぞれのマスに向けて発信する時代になってきました。ブログや動画投稿などは大きな機材やスタジオを必要とせずに行えるようになった訳です。
地域活性化やまちづくりにもこの波が着実に押し寄せてきました。
しかし、インターネットーでパーソナルな情報発信は時によってバイアスが掛かったり、誤報である可能性も否定できません。
そこである程度のチェックが入ったパーソナルに近いメディアの存在がこれから大きな意味を持つことになります。
愛知県一宮市にも新年度早々に「FMいちのみや」が開局することになりました。市民からも出資を募ってつくられたコミュニティー放送局です。
先日、別件でこのFMいちのみやの関係者と打合せをすることになったのですが、せっかくなのでいちど開局準備中の放送局に来ませんかと誘っていただいたので、お邪魔してきました。
正式な開局日が確定していないと言う事でいろいろと準備が大変だとおっしゃっていました。しかし新しい事を立ち上げようとしている方々のお顔からはとても良い笑顔に溢れていました。
しばらくは試行錯誤が続くとは思いますが、地域に密着した放送局に育って行くことを見守っていきたいと思います。
それでは、みなさま良いお年を・・・
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◆株式会社リージョナルブレインズ/RegionalBrains,Inc.
代表取締役 谷口庄一(技術士/脚本家)
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