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家根谷政雄プロのご紹介
中学校教員としての経験を生かしコーチングや教育講演会、人材育成セミナーを実施(2/3)
コーチングを教育現場で生かし、生徒・教職員・保護者の笑顔をサポート
家根谷さんは38年間、名古屋市立の中学校教員として理科の授業研究、担任、部活指導、生徒指導に従事。うち10年は校長として教師の指導や学校運営に尽力してきました。
教師が受ける心身のストレスも問題になっている昨今、文部科学省の調査では2014年度にメンタル疾患で休職した公立学校教員は5045人(全教員の0.55%)。その数は一般企業の2.5倍とも。特に中学校は全職員の0.65%と高い数値。復職後も再び休職する教員が44%、退職が18%という深刻な状況です。
家根谷さんも校長時代に、疲弊する教員を目の当たりにしてきました。校長は、会社でいえば社員のマネジメントを行う管理職の立場。1人教員が休めば、授業が回らなくなります。全ての先生が笑顔で学校に出て生徒と向き合うことができ、生徒や保護者に笑顔や安心感を与えられる方法を模索するなかコーチングに出会いました。
「勝手にこちらが決めたレベルで、相手ができているか否かの判断を下さないこと。誤りを指摘するのではなく、良さを認めることを心がけていました。コーチングを学び、自分にも問いかけを続け、自らを変え、与え続けることをモットーに生徒・教職員・保護者の安心感と笑顔を作ることに取り組みました」
結果、校長として在職中、休職歴のある教員を7人も抱える中で1人の休職者も出さず学校運営を遂行できたそうです。
コーチングを学ぶほか心理学、脳科学、哲学などについても知見を広めた家根谷さん。退職後2年間は教育センターで子どもの養育相談に携わり、約1000件の保護者・子どもの相談に対応。2016年4月に独立し教育現場の声に耳を傾けています。
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