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家根谷政雄プロのご紹介
中学校教員としての経験を生かしコーチングや教育講演会、人材育成セミナーを実施(1/3)
強制したり命令したりすることなく、あるがままを受け入れ、認めることが大切
「うまくいかない時、人は他責になる傾向があります 。今の状況が不満ならそれは自分が作ったもの。質問を投げかけることで、それに気づいてもらうのが私の役割です」と話すのは「ヤネヤコーチング」代表の家根谷政雄さん。教員生活の中で培った教師や生徒指導の実績とコーチングのノウハウを生かし、教育講演家、セミナー講師、パーソナルコーチ、さらには“笑い(ラフター)ヨガティーチャー”として活動しています。
「頭で理解しても行動が変わらなければ人は変われません。私の場合は『行動・実感』を重視しています 。行動し、結果が出ている実感が伴えば自発的に次の行動も変えられるからです」
こういった取り組みから、何カ月も通って結果が出るカウンセリングも1~2回で早期に解決するケースが多いと話す家根谷さん。講演会やセミナー時も実感するための「体感ワーク」を活用。例えばマイナスの言葉を浴び続けると受講者本人の体に何が起こるか。逆にプラスの言葉を浴びるとどうなるのか。ワークを通して違いを肌で感じ、次の行動に移してもらうきっかけを作ると言います。
家根谷さんの教員時代、担任した中学2年生のクラスに不登校の生徒がいました。朝、家に迎えに行っても出てこない。しかし家に行く時間を夕方に変更したところ、顔を合わせてくれ雑談をする日々が続きました。そのうち彼が将棋好きなことがわかり、週に数回自宅に寄り一緒に将棋をさすように。やがて放課後の学校で、他の不登校の生徒数人と一緒にバレーボールなどをするようになりました。卒業まで授業には戻れませんでしたが、彼自身の意志で「定時制高校に行きたい」と言って進学。その後大学夜間部に進み、今は会社員として元気に働いているそう。
「相手に対して強制したり命令したりするのではなく、あるがままを受け止め、その人本来の素晴らしさを認めることが大切」と語ります。
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