Day070:立ち姿が変わる!“骨盤ニュートラル”の作り方

◆コラムの動画版YouTubeを、12/28日曜日 18:00より配信開始
https://youtu.be/2FcaoeR9c0Y
■ 四十肩・五十肩は「突然」ではない
「ある日、急に肩が上がらなくなった」
四十肩・五十肩の相談で、よく聞く言葉です。
しかし実際には、
ある日突然起きているわけではありません。
多くの場合、
・肩を動かさない生活
・肩甲骨と腕の連動不足
・血流の低下
こうした状態が何年も積み重なった結果として、
痛みや可動域制限が表に出てきます。
■ 肩関節は「最も動く関節」
肩関節は、
人の体の中で最も可動域が広い関節です。
その反面、
・動かさない
・固めたまま使う
この状態が続くと、
関節周囲の組織が硬くなり、炎症を起こしやすくなります。
40代・50代で増える理由は、
**年齢そのものより「動かさなくなる習慣」**にあります。
■ 予防の正解は「鍛える」より「ほぐす」
肩に違和感が出ると、
「筋トレをしたほうがいいですか?」
と聞かれることがあります。
結論は明確です。
★先にやるべきは“ほぐし”です。
硬くなった状態で鍛えると、
かえって炎症や痛みを悪化させることも少なくありません。
■ 四十肩・五十肩を防ぐ
“肩関節まわり”ほぐしルーティン(1日5分)
① 肩回し(前後 各10回)
・肘を軽く曲げる
・肩を大きく円を描くように回す
・痛みが出ない範囲でOK
=意識ポイント
肩だけでなく「肩甲骨ごと」動かす。
② 肘引きストレッチ(左右 各10秒×2)
・肘を胸の前で反対の手で引き寄せる
・肩の後ろが伸びる感覚を味わう
=意識ポイント
呼吸は自然に。止めない。
③ 肩甲骨寄せほぐし(10回)
・胸を軽く開く
・肩甲骨を背中の中央に寄せる
・寄せて→ゆるめるを繰り返す
=意識ポイント
首・腰に力を入れすぎない。
■ 続けることで得られる変化
・肩の可動域が保たれる
・血流改善で回復力が高まる
・夜間痛・違和感の予防
・将来の四十肩・五十肩リスク軽減
1日5分の差が、5年後に大きな差になります。
◉まとめ
四十肩・五十肩は
年齢のせいではなく、習慣の結果。
今日から
「肩関節を守る5分ルーティン」
を生活に組み込んでいきましょう。



