Day126:だるさが取れない人へ|リンパの流れを促す3分体操【50代からの疲労回復・むくみ改善】

川元伸一

川元伸一

テーマ:運動・体づくり

Day126
◆はじめに

「なんとなくだるい」「朝スッキリ起きられない」「疲れが抜けにくい」——。
そんな不調を感じていませんか?
実はそれ、リンパの流れが滞っているサインかもしれません。

リンパは、体の中の“下水道”のような役割。
老廃物や余分な水分を回収して、血液へ戻す大切な循環システムです。
ところが、年齢とともに筋肉量が減ったり、長時間同じ姿勢を取ったりすると、
リンパの流れが滞り、体が重く感じるようになります。

今回は「50歳からでも簡単にできるリンパ体操」を通して、
だるさの原因を根本からリセットしていきましょう。


1. リンパが滞ると起こる不調とは?

リンパの流れが悪くなると、体内の“老廃物の出口”が詰まった状態になります。
主なサインは次の通りです。

・朝起きてもスッキリしない
・手足が冷える・むくむ
・首や肩が重く感じる
・風邪を引きやすい
・気分が落ち込みやすい

つまりリンパの滞りは、免疫力や代謝にも直結する問題。
単なる“疲れ”として放置していると、
慢性的なだるさや太りやすさにもつながります。


2. リンパの流れを良くする3つのポイント

リンパは筋肉の収縮によって流れます。
つまり、「体を動かす」ことこそ最大のケア方法です。
ポイントは次の3つ。

① 首まわりをゆるめる

リンパの最終出口は「鎖骨下」。
ここが詰まると全身の流れが滞ります。
軽く首を左右に傾けたり、肩をゆっくり回したりして、
“出口”をゆるめておきましょう。

② 胸・脇・太ももを動かす

リンパの通り道は「大きな関節」のまわりに集中しています。
肩甲骨まわり・わき下・股関節を動かすと、
体幹から末端までスムーズに流れが戻ります。

③ 深い呼吸で“ポンプ作用”を高める

呼吸のたびに横隔膜が上下することで、
胸部・腹部のリンパも刺激されます。
「吸って、吐く」だけでも流れが促されるので、
体操と合わせて“呼吸”も意識してみましょう。


3. 自宅でできる!リンパ体操3ステップ

1回3〜5分でできる簡単な流れです。
お風呂上がりや朝の支度前に行うのがおすすめです。

【ステップ1】鎖骨まわし(首・肩の詰まりを解消)

両手を肩に置き、大きくゆっくりと前後に10回ずつ回します。
次に鎖骨の下を指先で軽くさすり、温かくなるまでほぐしましょう。

【ステップ2】脇ストレッチ(わき下リンパを刺激)

片腕を上げて反対の手で脇の下を軽く押しながら、
体を横にゆっくり倒します。左右各5回。
呼吸は「吐きながら伸ばす」とより効果的です。

【ステップ3】脚のポンピング(下半身の滞りを流す)

椅子に座り、両かかとを交互に上下に動かします。
ふくらはぎの筋肉が“ポンプ”のように血液とリンパを押し上げます。
これを1分ほど行いましょう。


4. さらに効果を高める日常習慣

・水分をこまめに取る(常温水がおすすめ)
・お風呂はシャワーより湯船につかる
・長時間同じ姿勢を避ける(1時間に1回は立ち上がる)
・寝る前に3回深呼吸をする

こうした“小さな習慣”が、リンパの流れを保つ秘訣です。
「体操+習慣」で、だるさ知らずの軽やかな体をつくりましょう。


◉ まとめ

・リンパの滞り=だるさ・むくみ・疲れの原因
・鎖骨・脇・脚のリンパを動かすと全身が軽くなる
・呼吸と水分が「流れを支える2本柱」

50歳を過ぎても、流れは取り戻せます。
1日5分、自分の体を“循環させる時間”をつくりましょう!

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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