Day049:ふくらはぎは第二の心臓?毎日やりたい「ふくらはぎケア」

川元伸一

川元伸一

テーマ:運動・体づくり

Day049

◆ふくらはぎは「第二の心臓」って本当?
皆さんは、「ふくらはぎは第二の心臓」という言葉を聞いたことがありますか?
これは決して大げさな表現ではなく、医学的にも理にかなった呼び名です。
私たちの体は、心臓が血液を全身に送り出しますが、送り出された血液は重力に逆らって心臓に戻る必要があります。特に下半身から心臓に血液を戻すには、強力な「ポンプ役」が必要で、それを担っているのが ふくらはぎの筋肉 です。

ふくらはぎの筋肉がしっかり動くことで、血液やリンパ液がスムーズに循環し、全身の健康に大きな影響を与えます。逆に、このポンプ機能が弱まると、むくみ・冷え・疲労感、さらには生活習慣病のリスクまで高まってしまうのです。


◆ふくらはぎの役割と健康との関係
ふくらはぎには大きく3つの健康効果があります。

1:血液の循環を助ける
心臓から足先へ送られた血液は、重力で下半身にたまりやすくなります。
ふくらはぎの筋肉が収縮することで、血液を押し上げる「ミルキングアクション(搾乳作用)」が働き、全身の血流を維持します。

2:リンパの流れを促進
リンパは体の老廃物や余分な水分を回収する重要な働きがあります。
ふくらはぎの筋肉がしっかり動くことで、リンパの流れもスムーズになり、むくみや冷えの改善につながります。

3:下半身の安定と転倒予防
ふくらはぎは歩行や立位のバランスを保つために重要な筋肉群。
筋力が低下すると転倒リスクが上がるため、中高年の方ほどケアが必要です。


◆毎日できる「ふくらはぎケア」3選
1. かんたんカーフレイズ(つま先立ち運動)
方法:足を肩幅に開き、かかとをゆっくり持ち上げて、ゆっくり下ろす
回数:10〜15回 × 2〜3セット
ポイント:背筋を伸ばし、動作は反動を使わずゆっくり行う
効果:血流促進、むくみ予防

2. 足首回し
方法:座って片足を少し浮かせ、足首をゆっくり大きく回す(内回し・外回し)
回数:各方向10回ずつ
ポイント:足首をしっかり動かし、ふくらはぎ全体に刺激を感じるように
効果:リンパ流れの改善、足先の冷え対策

3. ふくらはぎストレッチ
方法:壁に手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床につける
時間:左右各20〜30秒
ポイント:かかとを浮かさず、ふくらはぎがじんわり伸びるのを感じる
効果:筋肉の柔軟性アップ、血行促進


◆ふくらはぎケアを続けるコツ
・朝と夜の習慣化
朝は血流を巡らせて体を目覚めさせ、夜は一日の疲れやむくみをリセット。

・「ながら」でOK
歯磨きしながら、テレビを見ながら、キッチンで料理をしながら…。

・足を冷やさない
冷えは血流を妨げるため、靴下やレッグウォーマーで保温も大切です。


◆まとめ
ふくらはぎは私たちの健康を支える大事な「第二の心臓」。
毎日の小さなケアで血流やリンパの流れが整えば、むくみ・冷え・疲れやすさの改善だけでなく、全身のコンディションまで良くなります。

今日から、たった数分のふくらはぎケアを習慣にしてみませんか?


◆YouTube毎日配信(このコラムの動画版)
【大人のウェルネス大学】

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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