Day046:なんとなく不安が消えないときの「マインドフル習慣」

川元伸一

川元伸一

テーマ:メンタル

Day046

「なんとなく不安」「理由はわからないけれど落ち着かない」
そんな感覚に心当たりはありませんか?

忙しさや情報過多、人間関係の摩擦、先の見えない将来…。
私たちは日々、理由のわからない“モヤモヤ”と共に生きています。

今回は、そんな「なんとなく不安」なときに心を整える方法として、
マインドフルネス(Mindfulness)を日常習慣として取り入れるコツをお伝えします。


◆「マインドフルネス」とは?
マインドフルネスとは、「今、この瞬間」に意識を向ける練習のこと。
評価や判断をせずに、ただ“今”の自分を感じる時間です。

不安の多くは、まだ起きていない未来や、
すでに終わった過去に意識が向いているときに生まれます。

たとえば──
・「この先どうなるんだろう…」という未来への不安
・「あのとき、ああしておけばよかった…」という過去への後悔

このような思考のループから抜け出すには、
意識を“今ここ”に戻す必要があります。
それを助けてくれるのが、マインドフルネスです。


◆なんとなく不安が続く人の特徴
なんとなく不安が続いてしまう人には、以下のような傾向があります。

・「考えすぎ」が止められない
 → 頭の中が常にフル回転。将来や過去のシナリオを繰り返している。
・自分に厳しすぎる
 →「こうあるべき」「まだまだ足りない」と常に自分を追い込んでいる。
・周りの評価が気になっている
 →「ちゃんとできてるかな?」「嫌われてないかな?」と外に意識が向きすぎている。

これらの共通点は、“今の自分”を感じる余白がないこと。
マインドフルな状態とは真逆の思考と言えます。


◆今日からできる!「マインドフル習慣」3選
① 呼吸に意識を向ける「1分間呼吸瞑想」
1分でいいので、目を閉じて呼吸だけに集中してみましょう。
「吸って…吐いて…」と呼吸の流れを感じることがポイント。

ポイントは:
・息の長さをコントロールせず、自然な呼吸に委ねる
・雑念が浮かんでもOK。「あ、考えてたな」と気づいたら呼吸に戻す

呼吸は「今」にしか存在しません。
つまり、呼吸に集中することが“今ここ”への入り口になります。

② 五感で感じる「マインドフル散歩」
散歩中にスマホや音楽を手放してみてください。
代わりに、以下の五感を意識してみましょう。

視覚:空の色、木の葉、行き交う人々
聴覚:風の音、鳥のさえずり、車の音
触覚:足裏に感じる地面の感覚、風の肌ざわり
嗅覚:花や草の匂い、土の香り
味覚:水の味、お茶の温かさ

外の世界に注意を向けることで、心の内側のざわつきが静まっていきます。

③ “ながら”をやめて「今だけ」を味わう
・ごはんを食べながらスマホをいじる
・テレビを見ながら仕事のことを考える
・私たちは無意識に「ながら行動」をしていますが、これが心の疲労を招きます。
・逆に「この時間はごはんを味わう」と決めて食事をすると、心が落ち着きます。
・“今だけ”に集中する練習は、小さな時間の積み重ねでOKです。


◆マインドフルネスは“心の深呼吸”
日々の小さな「不安」や「焦り」は、
放っておくとやがて心のストレスとして蓄積してしまいます。

そんなとき、マインドフルな習慣はまるで“心の深呼吸”。
いつでも、どこでもできて、特別な道具もいりません。


◆まとめ|心がザワザワしたら「今ここ」に戻ろう
・不安は“未来や過去”に意識が向いている証拠
・呼吸・五感・シングルタスクで“今”に戻る
・毎日の小さな習慣が、心の安定につながる

「なんとなく不安…」が続くときこそ、
立ち止まり、深呼吸し、今の自分に意識を向けてみてください。
それは、心の静けさを取り戻す第一歩です!

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川元伸一
専門家

川元伸一(ウェルネス&オンライン起業コンサルタント)

KIS zero株式会社(ケーアイエスゼロ)

45歳以上のウェルネスライフを実現する、健康・起業・終活を支援するコンサルティングを提供。豊富な経営経験に基づくサポートで行動につなげます。運動や食生活、メンタルをテーマにしたオンライン講座も開催。

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