ケアマネ不足

加藤武範

加藤武範

テーマ:ケアマネジャー シャドーワーク

7月9日のテレビ朝日「報道ステーション」にてケアマネージャー問題を取り上げていましたが、昨今の介護業界では、 ケアマネジャー不足は大きな課題です。

ケアマネジャー受験者数はピーク時より大幅に減少し、ベテランの退職が増え、若い世代の入職が少なく、特に地方では居宅介護支援事業所の廃止も見られるそうです。そんな中、現場では、一人当たりの担当件数が増加し、利用者への十分な支援時間不足、新規依頼を断らざるを得ない状況も出ています。
私も一ケアマネジャーとして感じるのは、業務量が非常に多い事です。ケアマネジャーは本来のケアマネジメント以外にも、各種書類作成、モニタリング、給付管理、サービス担当者会議、医療との連携、家族対応・苦情対応、行政対応、BCP・感染対策、LIFEやICTへの対応など業務が年々増加していると感じます。
多くのケアマネジャーが「利用者と向き合う時間より、パソコンに向かう時間が長い」と感じているのではないでしょうか?
また、別の観点から、ケアマネジャーは利用者の生活全体を支える、医療・介護・行政を平等に公平に調整する法令遵守が求められ、自動的に重い責任を背負わされる感覚に陥ります。しかし、収入が責任に見合わない。管理者になっても大幅な給与増が見込まれません。そういう介護報酬(国)の仕組みは無いので…報酬と責任のバランスが悪いわけです。
そして、近年特に増えているのは、カスタマーハラスメント問題です。利用者本人や家族からの過度な要求、夜間・休日の電話、暴言、不当なサービス要求など、ケアマネジャーは利用者と家族の板挟みになることが多く、精神的負担が大きくなっています。ケアマネ本来の業務ではない、シャドーワークも多いのです。
地域の社会資源不足、認知症、8050問題、医療の高度化、まだまだ、ケアマネジャーを追い込む課題は尽きません。

それでも、利用者や家族から「有難う」って言われ、利用者の生活がうまく回り始めると、これほど遣り甲斐を感じる仕事はありません。
私も一ケアマネジャーとして、様々な課題と向き合いながら、これからも頑張っていきます。この課題と一緒に立ち向かってくれるケアマネジャーさんを募集します~(求人広告…ですね)

同じ釜の飯を食う… 楽しい仲間と美味しい物を食べたいですね。

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

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