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加藤武範プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

福祉用具レンタル

加藤武範

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テーマ:介護保険

先日、デイサービスの送迎中の事です。後部座席に座る福寿想リハビリデイサービスを利用されている女性が隣の女性に話しかけました。
「あんたが言っとった車、私も借りたわ。乳母車よりだいぶええわ」
「そうやろう。今は、ええ物を貸してくれるわ。」

一瞬、何の話をしてるのか戸惑いましたが、すぐに合点がいきました。介護保険による福祉用具のレンタルの話をしてるのか・・・今まで乳母車押して歩いていたの?



介護保険ではベッド(特殊寝台)、車椅子、歩行器、手すりなどを格安でレンタルできる仕組みがあります。例えば、介護保険サービスを一割負担で利用できる方は、1ヶ月あたりベッドを1,000円前後、車椅子を500円前後、歩行器を300円前後でレンタルする(借りる)事ができます。
※但し、ベッドや車椅子は要介護2~5の認定が必要です

レンタルすることに抵抗があって、購入を希望される方が稀にみえますが、ケアマネジャーとしてはあまりお勧めしていません。特にベッドは購入してしまうと不要になった時の処分に困ります。また一番の理由は、対象者の身体状況は刻々と変化していきます。それに伴い福祉用具に必要な機能も変化していくからです。
私がケアマネジャーとして担当している方の具体例を挙げてみましょう。退院直後は屋内用の歩行器をレンタルされていた方が、しばらくして家の中は伝い歩きで生活できるようになりました。自宅周りの散歩に挑戦したいので、屋外で利用できるもっと頑丈な歩行器を借りたいという方がみえました。
また、別の方で、一般的な車椅子をレンタルしていたのですが、認知症が進んで、車椅子のブレーキをかけずに立ち上がってしまう事が増えました。転倒が心配なので、自動ブレーキが付いた車椅子に変更した方がいらっしゃいます。
上記の様にレンタルの良いところは、状態に合わせて、福祉用具をどんどん入替えていける事です。

介護保険サービスの中でも福祉用具レンタルは比較的使い勝手よく、不自由になったり衰えた身体機能を補い、住宅環境の不都合を一気に解決してくれる事もあります。大がかりなバリアフリー工事をしなくても手すりをレンタルするだけで問題が解決することもあります。
介護保険サービスの利用されている方、もしくは今後検討されている方は、福祉用具レンタルをうまく活用して、生活の質を向上して頂きたいと思います。

↓弊社も福祉用具貸与事業を行っておりますので、ご参照下さい
https://fukujyuso.jp/rental-support.html

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

加藤武範プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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