なぜ社長は、つい口を出してしまうのか

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



前回は、

社員が動かない原因は

「社長が足しすぎているかもしれない」

という話をしました。



実際にやってみると、

多くの方がこう言います。

「分かっているけど、つい言ってしまう」



今日はその理由です。



社長が口を出してしまうのは、
能力の問題ではありません。

むしろ逆です。



分かっているから、言いたくなる



  • このままだとズレる
  • 遠回りしている
  • 早く正解に行ける



そう見えてしまう。



だから、

  • 教えたくなる
  • 修正したくなる
  • まとめたくなる




ここで一つ重要なことがあります。



社長の「正しさ」が出るほど
社員は考えなくなる



社員からすると、

  • 社長が答えを持っている
  • どうせ最後に修正される
  • だったら待った方がいい





結果として、

動かない組織ができる




ここで、ある支援先での出来事です。

基準を決めるための話し合いをしていました。

ただ、なかなか決まらない。

そのとき社員の一人がこう言いました。

「社長はどう考えますか?」



社長は、ご自身の考えを話しました。



その場は、すっと進みました。



ただ後から振り返って、

私はこう思いました。



「あの場面、もう少し待ってもよかったのかもしれない」



もちろん、社長の発言は間違っていません。

むしろ的確でした。



ただ、その一言で

  • 思考が止まったかもしれない
  • 自分たちで決める機会が減ったかもしれない





こういう場面は、現場でよく起きます。



つまり、

社長がやっていることは

「悪いこと」ではなく



「良かれと思ってやっていること」が
動かない原因になっている



では、どうするか。



ここでもやることは一つです。



足さない




ただし今回は、少しだけ具体的にします。



会議で、

「それ違うな」と思ったとき

または

「社長はどう思いますか?」と聞かれたとき



すぐに答えるのではなく、

一度だけ自分に問いかけてください。



「今、言う必要はあるか?」



  • 今じゃなくてもいいのか
  • 本人たちで気づけるのか
  • 少し待ったらどうなるのか





この“間”をつくるだけで、



  • 社員が考え始める
  • 会話が生まれる
  • 自分たちで決め始める





ここから

「勝手に動く」が育っていきます



もちろん、

すべてを任せる必要はありません。



ただ一つだけ。



すぐに正解を出さない




これだけで、組織は変わり始めます。



組織化とは、

何かを増やすことではなく



「社長が出る量を減らすこと」



今日はそんな話でした。



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チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

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