「任せる」ことは、「育てる」ことだけではありません。
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
組織作りのコツをお届けします。
先日もお話ししましたが、
私は、4月よりゴルフレッスンに通っています。
PW(ピッチングウエッジ)というクラブで
ひたすら基本のスイングができるように練習しています。
ようやく、手打ちから、体を使って打つ形になってきました。
これは、適切なフィードバックと適切なアドバイスがあったからです。
フィードバックとは、目標との差を伝えることをいいます。
私のスイングを録画し画面に映すのですが
そこに、理想の軌道ラインを引きます。
スイングするたびに、理想の軌道ラインと私の軌道ラインの差が
画面に映し出されます。
これが、フィードバックです。
しかし、最初のころは、この差を埋めるためのスイングの仕方がさっぱり分かりません。
そこで、レッスンプロに、アドバイスを求めました。
私のスイングのどこを変えれば、理想の軌道ラインを通るのか教えてください、と。
アドバイスは、下記でした。
手を上に上げるのではなく、手を伸ばしたまま、
体をひねる、そしてそのまま下におろしてきて、
最初の位置に手を戻す。
アドバイス通り何回かスイングすると
理想の軌道ラインを通ることができるようになりました。
フィードバックとアドバイスを混同されているケースがよくあるのですが、
フィードバックは、目標との差を伝えるだけです。
他にもフィードバックには、注意点がいくつかあります。
1.伝える相手がどんな目標を持っているか知っている
相手の目標を知っていなければ、フィードバックは相手が受け取れません。
目標と現状との差を伝えることがフィードバックなのです。
2.受け取る人が目標達成のためにフィードバックを求めている
フィードバックを求めていない人にフィードバックをしても相手は受け取りません。
皆さんは、フィードバックを適切に行っていますか?
アドバイスも同時に伝えたり、目標を知らずにフィードバックしていませんか?
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