不適切にもほどがある
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
組織作りのコツをお届けします。
私の応援している中日ドラゴンズですが
今年も順調に負けを重ねています。
組織づくりを支援している私としては
もどかしさも勝手に感じています。
先日、打線が繋がらず打てなかったことに対して
立浪監督と和田打撃コーチのコメントが
「思い切りをだしてやってほしい」
「思い切ってやってほしい」
です。
これって、今のチームには
思い切ってやれない状況があるのではないでしょうか?
調子悪ければすぐにスタメン落ち
さらに結果がでなければ、すぐに2軍いき
どこの守備位置か打順もその日に決まり
自分の求められるものがころころ変わる
この状況で思い切って選手はできるのでしょうか?
監督・コーチが思い切ってできる場を
作っていないように私には見えます。
みんさんも経験ないでしょうか?
結果を恐れず思い切ってやれ!
と言っているのにやってくれない社員
もしかして、同じことが起きてやしませんか?
思い切って仕事ができたり
自分の意見や考えを言えたり
社員同士でお互いの行動をフィードバックできる状態を
心理的安全性がある といいます。
そして、心理的安全性は段階を踏んで作っていくものです。
1.仕事のインパクト(Impact of work)
…自分の仕事が組織内や社会全体に対して影響力を持っていると感じられるか?
2.仕事の意味(Meaning of work)
…メンバー一人ひとりが自分に与えられた役割に対して意味を見出せているか?
3.構造と明瞭さ(Structure & clarity)
…チーム目標や役割分担、実行計画は明瞭になっているか?
4.信頼性(Dependability)
…他のメンバーから頼りにされているか?他のメンバーを頼れるか?
5.心理的安全性(Psychological safety)
…メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働けるか?
ですので、1から順に行えば良いだけです。
これは、Googleの社内調査で分かったことです。
では、これはSSR理論(人材力・組織力・関係力)で
見るとどういうことのなか
組織力 1.仕事のインパクト(Impact of work)
人材力 2.仕事の意味(Meaning of work)
組織力 3.構造と明瞭さ(Structure & clarity)
関係力 4.信頼性(Dependability)
人材力 5.心理的安全性(Psychological safety)
となります。
ですから、人材力・組織力・関係力を
スパイラルに連動させて回していくことで
結果、心理的安全性ができるのです。
心理的安全性が保たれた状態で
初めて、思い切ってできるのです。
組織づくりも心理的安全性を作るにも
実は、再現性を持って段階的にやっていくことは決まっています。
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