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蛯原健治プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

問題を解決せずに問題を解決する

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。

 社長がいちいち言わなくても、
 社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



私が若手時代に、ミスばかりしていた時に、
なぜ、できないんだ!と毎日課長から詰められました。
これが、ギャップアプローチです。


前回ポジティブアプローチの話をしたので
今日はギャップアプローチです。


ギャップアプローチとは、
現状上手くいっていないことにフォーカスし、
不具合のない状況、状態を作りだすために、
問題を起こしている原因を追及して
解決するアプローチです。


世の中に出回っている多くの問題解決の手法は、
このギャップアプローチの手法です。

私も印刷会社勤務時代に学んだのは
このギャップアプローチでした。

なぜなぜを繰り返し
原因の中の真因を見つけ出して
問題を解決していくものです。

具体的には、なぜ、印刷機械が停止してしまうのか、
なぜ、あの機械ばかり汚れが発生するのか、
などについて原因を
なぜなぜを繰り返して掘り下げていきます。


特徴は、「真因を探すのが難しい」、
「人が絡むと責任追及、犯人探しになりやすい」
また、「斬新な発想がでにくい」のです。
まだまだ製造現場の不具合改善の一手法としては良いと私は思います。


一方、人や組織の成長に関わる問題を解決するには
向いていないと私は思います。


ポジティブアプローチで
理想の状態を一緒に描き、
そのためにやるべき事を考え実行していくことが
人や組織の成長には一番だと思います。


ポジティブアプローチを
繰り返していくと・・・
『問題を解決せずに問題を解決する』
からです。

理想に向けて、やるべきことを考えて実行してくだけ、なので
問題の原因を掘り下げて解決する必要がありません。

ですから、ポジティブアプローチは
「モチベーション」を保ちやすくします。



次回は、
ポジティブアプローチで進めていく
ポイントについてお伝えします。





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専門家

蛯原健治(コンサルタント)

EBIマネジメントオフィス

チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

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