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平成28年度補正「ものづくり補助金」の公募がスタートしました

若月幹雄

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テーマ:助成金

こんにちは。朝夕めっきり寒くなり、冬の訪れを感じられる今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。

以前のコラムでもお知らせをいたしました、平成28年度補正「ものづくり補助金」の受付が11月14日よりスタートしました。
募集の概要は前回までとほとんど変わっていないのですが、2点ほど前回と変わっている点がございますので、お知らせいたします。

経営力向上計画は必須です

まずは1つ目。前回までのものづくり補助金の際にも、経営力向上計画の承認を受けている企業には加算されていましたが、今回についても経営力向上計画の承認を受けている企業については加点されます。ものづくり補助金の知名度が上がり、採択に対する競争率も上昇することが予想されることから、経営力向上計画を無視して採択を受けようとするのは無謀です。ものづくり補助金の申請をしようとしている事業主様については経営力向上計画の承認を前もって受けられることをおすすめいたします。

上限額の増加…目指したほうがいい?

そして2つ目。今回はある条件を満たせば上限が倍になり、さらに条件を満たすとさらに1.5倍になる制度が導入されました。例えば、一般型の上限は1,000万円ですが、ある条件を満たせばまず上限が2,000万円に上がり、さらに条件を満たすと3,000万円まで上がるのですが、この条件、満たすのなかなか大変です。
その条件とは
1,000万円→2,000万円:雇用保険の被保険者全体で5%の賃上げが必要
2,000万円→3,000万円:雇用保険の被保険者のうち、給与の下位10%の人達に対して、10%の賃上げが必要

つまり、かなりの賃金を支払うことになります。 さらに、この条件については実績で評価されます。
「5%賃上げします!」と宣言していたのに、事業報告の際に達成できていなかったら上限額は1,000万円のままです。
そう考えてみると、上限アップを目指すのは厳しいというのが正直な感想です。

応募締め切りは2017年1月17日です

今回のものづくり補助金の応募締め切りは1月17日となっています。ただし、この間には年末年始が入ってしまうため、スケジューリングとしては年末までに申請書を仕上げる予定で準備されるのが良いかと思います。それでも1か月半程度はありますが、見積書依頼、認定支援機関の選定等を考えるとすぐにでも準備を始められるとよいと思います。

なお、当事務所でも申請書作成のお手伝いをさせていただいております。費用については着手金・10万円、手続き報酬(採択時のみ)・受給金額の7%となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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若月幹雄
専門家

若月幹雄(社会保険労務士)

かいじ社会保険労務士法人

弊所は、人材派遣業・有料職業紹介業の事業所様からの御依頼を多く頂戴しております。また、山梨県内のみならず、隣接都県についても申請代行実績がございます。派遣元責任者講習の講師実績あり。

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