特定産業の最低賃金が12月26日より改訂されました
こんにちは。
本日は、残業代請求初期対応セミナーに参加してまいりました。講師は有名弁護士事務所に所属されている岸田鑑彦先生。未払い残業代請求の現状について、また実際に労働者側から未払い残業代を請求された際に、どのような初期対応を取るべきかなどについてのご講演をいただきました。
未払い残業代請求の現状は?
岸田先生によると、都心部では未払い残業代を請求される企業が増えているとのことです。これは、今まで消費者金融の過払い金請求を手掛けていた弁護士の先生方が、新たなビジネスとして未払い残業代請求を手掛けるようになったことが大きな要因となっているとのことです。実際にインターネットで「残業代」と検索すると「着手金0円!」などと弁護士の広告が出てきます。現在、都心部以外の地域では、都心部ほど未払い残業代を請求される企業はありませんが、今後山梨県においても未払い残業代を請求されるケースは間違いなく増えていくでしょう、とのお話でした。
うちの会社に限ってそんなことは起こらない?
うちはいままで従業員とのもめごとはなかったから、未払い残業代を請求されるような事態にはならない。多くの事業主の方は未払い残業代を労働者側から請求されるまでそう思っていたそうです。実際に岸田先生の事務所に相談に来られる会社の半分近くは今までもめごととは無縁の会社だったそうです。
初動の対応は慎重に!
今日の研修でメインだった部分です。
未払い残業の請求はほとんどの場合、内容証明で会社に届けられます。
しかし、
①誰が請求しているか(本人か代理人か)②何を請求しているか(何年分の残業代か)③いつまでに支払うことを求めているか、によって対応策は変わってきますから、まずは専門家にアドバイスを求めたほうが適切な対応ができるということです。
このほか、いろいろなケースについてお話もあり、あっという間の2時間でした。
未払い残業代でのトラブルはないに越したことはありませんが、万が一あった場合には適切な処置がとれるよう、これからも研鑽を重ねていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。