ご主人の海洋散骨葬　愛猫ちゃんと一緒に故郷の海に還して上げたい

2023年9月コラム

【ご主人の海洋散骨葬　愛猫ちゃんと一緒に故郷の海に還して上げたい】
春先からのお問い合わせを頂いておりました。
お父さんの海洋散骨葬をお願い出来ませんでしょうか？　数年前に亡くなった猫子ちゃんと一緒にお願いしたいのですが？
生前からお父さんの遺言でも有りますので・・

ご相談者は60代前後の女性の方、父親の海洋散骨葬のご相談と思いながら御伺いをしておりました。海洋散骨葬のご相談をお受けした際に皆様にお話を致します書類の手続きやご遺骨の状態など、又実行希望の月日や皆様乗船なのか代理での海洋散骨葬なのか等。
ご相談を頂いた段階でどなた様にも同様のお話をさせて頂きます。

本件のご相談もお電話から始まりましたが当事者にすると昼夜と考え心配事など増えるのでしょう？　次第にメールでのご相談が増え送受信も相当な回数になりました。
メル友になった感じさえ致しましたが当事者にすれば当然の事と思います。
海洋散骨予定日が近くなるとあれこれと不安や心配事が増えるのも良く分かります。
お骨、骨箱の送付の仕方から梱包荷姿、手前供養の分骨容器の事、供養の有り方まで・・

散骨実行日も近づき送骨を頂き書類の精査、お骨の状態など。ペットの猫ちゃんも骨壺に収まっております、大きな字で猫ちゃんの名前も記載されております。火葬済まされ経年自宅で大事に供養をされていた様子が伺えます。
戸籍謄本、埋葬許可証を見て驚きました、お父さん・・実は旦那様でした。
一般のご家庭ではご主人様を普段からお父さんとお呼びしていたようで
最初の電話でもそのようにお父様の海洋散骨のご相談と・・納得でした。




海洋散骨当日は女性4名様の乗船で地元加茂港からの出港をご希望、朝早くから酒田港を出港してその時に備えます。AM11時頃から加茂港を出てポイントに向かいます。当日は晴天ではありましたが沖に出ますと時折風が強く吹く事も有りましたが安全運航に影響するようなことは御座いませんでした。

ご高齢の女性はご依頼者様のお母様、80代中頃、終始笑顔で元気な方でした。
三点鐘から始まり散骨葬が進行致しますがアフトデッキの仮祭壇にご主人様と猫ちゃんの遺影の側には溢れるばかりの供物、猫ちゃんへの捧げ物も一杯です。










皆様で献酒、献水～献花、そして散骨が始まりましたが猫ちゃんへのペットフードに各自が猫チュールを一本～そして又一本、献花と一緒に海面に絞り出しております、旦那様へも様々な捧げ物。そしてお庭で咲いていたひまわりの花も、ご遺骨と共に海面に綺麗に咲き潮流れに乗り船べりを静かに離れて行きます。その間およそ20分超・・
沖合で始まった海洋葬ではありましたが気が付けば西風に押され大分船も陸に近づいておりました。ご依頼者様には大変満足そうな笑顔も見え乗船皆様にも大変喜んで頂き無事に加茂港に帰港致しました。




着岸を済めせてお別れのご挨拶と思いきや私共クルーと一緒の記念撮影をとお声を頂き
YAMAHIRO号を背景に私までも記念写真に・・
長い間に渡り色々と打ち合わせ事も有りましたが無事にご主人様と猫ちゃんの合同海洋散骨葬を終えることが出来ホット胸を撫でおろし酒田港へ向け出航致しました。
何と言う事でしょう・帰り際には岸壁から皆様に手を振られながらお見送りを頂きお別れとなりました。申し訳御座いません・・恐縮しきりで・・
亡き旦那様と猫ちゃんの海洋散骨葬、YAMAHIRO号をご用命頂き有難う御座いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌・・・

【生まれ育った実家　数年空き家状態　遺品整理作業後には実家販売も・・】
母親が5年程前に他界、それ以来、年に数回都会より6時間程掛けて帰省しては親の遺品や不用品の整理を行ってきましたが大型の家具など手が付けられず、当社HPにヒット、それ以来お電話でのご相談を受けておりました。母親の職業柄、家具類が多く中に納まる和服や周辺小物が多数見えます。和室六畳間に油単に包まれた総桐高級箪笥が4竿程は手付かず状態でもう少し処分は後回しで決着、次回に持ち越しとなりました。

ご自身でも和服、洋服など相当数を買い取り専門店などで販売や整理もされたそうですが中々思うような値段にはならなかったようです。半ば諦め状態でのご相談でしたが私どもがお邪魔した際でも着物たとう紙に包まれた状態で40～50包は見えました。高価な桐箱に収まる帯なども多数見えます。帯止め、簪、貴金属品などは既に整理されておりました。
ビンティージ品の小物家具や和茶棚、飾り皿に花瓶や古道具類等を買い取りさせて頂きました。
当時は高価で有ったでしょう和服や残り家具類、雑貨等全て有料での処分となりますが一度会社に戻り廃棄するものをリストUP、物量と作業員の準備となります。







翌日お昼頃にお電話でお見積もり金額と作業スケジュールのご説明を致しました処、直ぐに契約とのお話を頂き取り急ぎお邪魔致しました。月始め週末の作業をご依頼頂きましたが作業員の手配が付かず週明けの月曜日にお願い致しました処、都会で住まいする家庭内に介護を要する方がおり、ケアハウスに4日間だけのお約束で帰省しており・・何とか出来ないでしょうか？　強い申し出も御座いましたが大型車の手配など作業員の手配も有りで・・
困り込んでいた処、ご自身の親族が地元に居るとのお話から急遽、その方が作業当日に立ち合いをしてくれる事となり此方の勝手申し上げておりましたが当社の予定通りの作業の運びとなりました。作業当日は天気にも恵まれ猛暑の中ではありましたが順調に作業を進めることが出来ました。一日仕事で完成のお約束、作業員7名、4t車2台にハイエース、軽トラック各1台で夕刻には掃除機掛けや壁の埃取り、雑巾がけも無事に終了してご親族の方から検証を頂きました。







そこまでやってもらえるんですか？　キョトンとしたお顔で・・

契約書の中に書いてありますとご説明申し上げました、大変喜んで頂き親族への報告をさせて頂きますね！　

後日都会でお待ち頂いておりましたご依頼者様からもお礼のお電話を頂きました。
この度の仕事は大変な急ぎ仕事となりましたが何時もの仲間からの応援も頂きお約束通りの仕事をする事が出来ました。

お電話でのお話となりましたが急遽ご実家の販売もご依頼を頂き現在不動産市場への紹介手続きを進めております。無事に販売出来ますようグループ会社皆で頑張ります。
　　　　　　　　　　ご実家の遺品整理作業のご依頼を頂き有難う御座いました。