突然の寒波! 極寒の船の雪下ろし!
【郷土の海に還る 父との約束 海洋散骨式】
海洋乗船散骨式に備え遠方からご家族で来県されました。
散骨式の間、私共の管理するレンタルハウス白山にご家族で連泊。
その日に備える事となりました。
台風開けでもあり天気は晴れていましたがまだ風が残り海面は少しざわついております。
せっかく遠方からお越しいただいたのですから出来る事なら穏やかな海でゆっくりと仏様をお見送り頂きたい・・そう願いながら私も毎日天気予報を眺めておりました。
予定日の前日からバラの花を摘んでは花籠にスタンバイ、その日に備え準備も万端です。
そして当日、波も穏やかです、皆様予定通りにマリーナへ集合頂きました。
ご挨拶もそこそこに・・出航前の記念撮影。乗船中のお願いやライフジャケットの説明、
航海予定の説明を終え いざっ!出航です。
仲良し姉妹と旦那様、それに叔母様。4名様の乗船を頂き静かに港を離れます。
暫くは走りながら亡きお父様の生まれ育った海辺の集落沖合で様子を伺いますと
シルバーウイークでもありマイボートに乗る釣り人が彼方こちらに見えます。
僚船から少し距離を置き晴れ渡った鳥海山を眺めながら静かに散骨式が始まります。
(生まれ育った郷土の海に還して欲しい)


それは亡きお父様とのお約束でもありました。その願いを今日、無事に叶える事ができた。
皆様にはそんな安堵感があったのでしょうか?
ホッとされたご様子で、時折笑みもこぼれております。
お姉さまの膝元には数年前にお亡くなられたお母様とそしてお父様のお二人の
遺影にはとても素敵な笑顔がありました。
献花のバラの花びらが海面一杯に広がり乳白色に衣替えを終えたお父様が
花びらを従えゆっくりと船べりを離れて逝きます。
鳥海山に向かい静かに花道が波間に蛇行しながら流れて逝きます...
散骨ポイントでは皆様で (さようなら~ ありがとう~ )
千切れんばかりに手を振っておられました。
三点鐘と黙とう・・最後に鳥海山を背に受けながら皆様で記念撮影です。

この日はもう一つ、不思議な出来事がありました。
空は晴れているのに上空に大きな虹が出ていたのです。
今回の散骨式、お父さんお母さんからのご褒美でしょうか?
皆様、空を見上げながら姉妹で嬉しそうに話されていました。
遠方からのご来県、4日間にわたるレンタルハウス白山のご利用も
本当に有難う御座いました。
ご家族皆様の心に残る一日となりました事、私共も大変嬉しく思います。
亡きお父様に合掌・・
【長年疎遠だった母の死の知らせを受けて 兄妹3人で母を送る】
親の離婚後、兄妹三人を残してお母様は一人生まれ故郷へ・・
それから十数年です。ある日、役所から届いた一通の知らせをきっかけに、
兄妹三人は久しぶりに母と向き合う事となりました。
ご遺体と対面し、その後ご遺体を引き取り火葬へ。そして、ご遺骨を引き取り
母親が暮らしていたアパートへ向かいます。
そこで兄妹3人が目にしたのは想像を超える厳しい生活の実態でした。
病との闘い、生活苦・・そして最期は誰にも見とらえる事なく、ひとりで旅立ちました。
兄妹それぞれの胸の内はどのような思いがあったのか、私には計り知れません。





しかし最後には実の子供達が母の側に立ちその手で見送り、
あの世へと旅立つお母様を見届けました。
このご時世、たとえ親子や兄妹であっても、何十年も連絡を取っていなければ、
役所から親の死亡の知らせを受けても(自分には関係ありません)と、
全てを拒否してしまうケースが少なくありません。
そうしたニュースを耳にすることが多い中で、兄妹3人の行動は今の時代に合って
本当に尊い事だと私は感じました。
少し嫌味な言い方に聞こえてしまうかもしれませんがご相談を受けた際に
私は心から、このご兄妹を褒めてあげました。
きっとお母様も、最期に実の子供達に見送つてもらえた事を
嬉しく思っておられたのではないでしょうか。
もし、あの時(関係ありません)と母を見送る事を拒んでいたら・・・。
兄妹の心には、後々まで何か引っかかるものが残っていくのでは・・・。
皆様も今、子育ての真っ最中です。
何時の日か子供たちに、(最後まで親を見送り、あの世へと送り出した)と
胸を張って伝えられる事、それは何よりも大切な事とでは・・
翌日にはお母様が暮らしていたアパートの清掃作業。
その後も数日間に亘る清掃作業に兄妹皆立ち合いを頂き、
そして海洋散骨式まで執り行いました。
それらにかかった費用も、全てご兄妹でご負担されました。
遠方から来られ滞在された4日間。親の人生の足跡を整理する
一つひとつの作業にも最後まで立ち会われました。
その間、色々なお話をさせて頂きました。
大変な作業の連続ではありましたが、何故か私自身も全てを終えた頃には
不思議と晴れ晴れとした穏やかな気持ちになっておりました。
ご兄妹と過ごしたこの数日間。
決して楽な時間ではありませんでしたが、人としてとても心に残る数日間でした。
この度は遠方から本当にご苦労様でした。
私も人の子です、今回のご兄妹の行動には心から感謝申し上げます。
お母様の遺品整理と海洋散骨式をご用命頂き本当に有難う御座いました。
亡きお母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます・・合掌・・
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