現役施設長が伝える。介護保険サービスのお金の話VOL7
親の介護 施設の関わり方
こんばんは、ケアホームカナン馬場田です。
もうすぐ今年も終わりですね。一年が過ぎるのは本当にあっという間ですね。
皆様にとってどんな年だったでしょうか?
今年は、コロナ第8波やロシアのウクライナ進行、円安による物価高騰
世界情勢も不安定で、私たちの生活も目まぐるしく変化した年でもありました。
介護に関しても
色んな事が変化した年でもあり対応に迫られる年でもありましたね。
利用者の方と施設の関係性という点に関しても
大きく変化を感じる年でもありました。
今日は利用者の方が入所される際に
施設ができる事、できない事の判断基準について、お話していきたいと思います。
老人ホームを運営している中で、よくご家族やご本人に、「全てお任せします」と言われることが
多々あります。一見すると、全幅の信頼を寄せられ、とてもありがたい言葉なのですが
介護では、施設にお任せできるところと、出来ない所があります
例えば、契約や意思の決定にかかわる重要な事柄は利用者本人が行い
判断能力が無い場合は、配偶者や子が行います。
親が倒れ介護が必要になると、施設の介護スタッフさん、医師、ケアマネなど
様々な人と関わる事になり。色んな場面で、大なり小なり選択や決定を迫られます。
簡易な事柄は、介護スタッフなどが決める事もありますが
サービス内容の決定などは自分で行う事が前提で、基本的には第三者にお任せはできません。
当事者や配偶者に意思決定の判断能力が無い場合は子が選択と決断を迫られますので
高齢の親がいる方は、そのことを頭に入れておきましょう。
親にもしもの事があった際に、
どうしていいかわからなくなり、慌ててしまうので普段から親との関わり合いの中で、
どのような介護感や介護に対するイメージを持っているのかを確認しておく事も大切です。
相談しやすいケアマネや医師を身近に見つけておくのも介護の準備の一つです。
今年も沢山閲覧いただきありがとうございました。
来年もまた宜しくお願いします。