うたを歌うことが介護予防につながる?・口腔機能強化②~介護のいらない身体へ

馬場田晃一

馬場田晃一

テーマ:介護 食事 誤嚥 介護 予防 認知症予防

音楽健康指導士の馬場田です。いつも閲覧いただきありがとうございます。

家でもできる介護予防「ぱ」「た」「か」「ら」を前回お話しましたが、そのあと実践されていかがでしたか?。無理をせず、ご自分のペースで食事前に継続してみましょう!

嚥下機能(食べ物を飲みこむ機能)の計測の仕方などもコラムにあげていますので、下記のリンクよりぜひご覧下さい。
飲み込む機能の計測の仕方

今日は前回のコラムに引き続き、口腔機能強化②と題してお話します。

前回のコラムでは、口腔機能の噛む(そしゃく)についてお話ししました。
その中で唾液の分泌量が減少すると口腔内が清潔に保てなくなり、様々な疾患の原因につながることもお話ししました。
⓵ではなぜ、唾液が減少すると様々な疾患につながってしまうのか?
今日は唾液と介護予防についてお話します。

【歌が唾液を促進 介護予防との関係】


唾液には口の中の細菌を洗い流す働きや、食べ物をのみこみやすくするなどの働きがあります。
唾液が減少すると口腔内を清潔に保てなくなるのはその為です。

加齢や病気などによって唾液の分泌が減ってしまう場合には、唾液の分泌を促進させる必要があります。

方法として、うたを歌うことで唾液の量を増やすことは可能である研究も発表されています

第一興商様の(生活機能改善機器).DKエルダーシステム共同研究の内容では、鶴見大学先制医療研究センター様と唾液の分泌量のなどの研究がおこなわれております。以下「」研究結果。

「唾液の分泌に与える歌唱効果の検討では安静時テストにおいて、歌唱群では唾液量が増加し、非歌唱群では唾液量は減少していた」という研究結果もでています。
詳しくはインターネットで発表されている研究結果pdfをこちらのリンク先よりご覧ください。①https://dk-eldersystem.com/elder/tsurumi.html
https://dk-eldersystem.com/contents/clinic.html

このように、歌うことは唾液の分泌を促進させ、口の中を清潔に保てるようになり、健康へとつながっていくのです。

健康な身体は介護の予防にもつながります。
うたを歌って楽しく健康増進を目指しましょう。

ここで、家でもできる口腔体操その②をご紹介します。
ふるさとという曲をご存じですか?
「うさぎお~いしか~のや~ま~」→を「ぱ」「た」「か」「ら」で歌いましょう!
「ぱ~ぱ~ぱか~からぱたから~」と先ずはこの部分をご自宅で練習してみましょう。
飲み込む機能や、唾液の促進に効果的です。

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馬場田晃一
専門家

馬場田晃一(介護福祉施設の運営)

ケアホーム カナン(株式会社カナン)

音楽と運動を融合させた介護予防プログラム「音楽健康セッション」を展開。健康増進に加え、幅広い世代の方々の関心を集めており、加えて、より望ましい福祉の環境づくりにも効果を上げています。

馬場田晃一プロは山形新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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