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安心して暮らせる100年住宅の条件

山下輝雄

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テーマ:家づくり

人生100年時代を迎え、住まいにも長期的な視点が求められています。かつての日本家屋が何世代にもわたって受け継がれてきたように、現代の住宅も長く快適に暮らせる性能と設計が必要です。世代を超えて愛される住まいの条件とは何か、詳しく解説します。

受け継がれる住まいに必要な性能とは

日本の伝統的な家屋は、丁寧な手入れを重ねながら何世代にもわたって受け継がれてきました。太い梁や柱といった確かな構造材、適切な換気を保つ工夫、そして時代に合わせて間取りを変えられる柔軟性。これらの知恵は、現代の住まいづくりにも通じるものがあります。
しかし現代の住宅は、わずか30年程度で建て替えられるケースも少なくありません。欧米諸国では住宅の平均寿命が60年から80年と言われる中、日本の住宅が短命である背景には、いくつかの要因があります。さらに近年、気候変動の影響により災害発生の頻度が増加し、住まいに求められる役割も大きく変化しています。記録的な豪雨、猛暑日の増加など、かつてない気象条件に耐えうる性能が必要とされているのです。
住宅の短寿命化の大きな要因の一つが、断熱性能の不足による結露や劣化です。日本は四季があり、夏は高温多湿、冬は乾燥して冷え込むという厳しい気候条件にあります。室内外の温度差が大きいこの環境では、適切な断熱と気密性能がなければ、壁の内部に結露が発生し、構造材を腐食させてしまいます。見えない場所で進行する劣化は、住まいの寿命を大きく縮める原因となるのです。
100年住める家を実現するには、まず躯体を守る高い断熱・気密性能が不可欠です。加えて、家族構成やライフスタイルの変化に対応できる間取りの可変性、メンテナンスのしやすさ、そして定期的な点検を前提とした設計も重要な要素となります。これらすべてが揃ったとき、初めて世代を超えて住み継げる住まいが実現するのです。

経年劣化を最小限に抑える「FPの家」の技術

長く快適に住み続けられる家を実現するために、「FPの家」では独自開発の「FPウレタン断熱パネル」を採用しています。このパネルは経年による性能劣化がほとんどなく、高断熱・高気密性能を末長く維持できるのが大きな特徴です。一般的な繊維系断熱材は経年により性能が低下しますが、FPパネルの硬質ウレタンフォームは耐水性に優れており結露や湿気を寄せ付けず、躯体そのものの品質劣化も防ぎます。
新築時の性能を長期間保つことができるため、建てた時の快適さが続くのです。
「FPの家」が大切にしているのは「くらしといのちを守るため」の家づくり。高い断熱・気密性能は快適性だけでなく、災害時にも家族の安全を守るのはもちろん、気候変動により増加する猛暑や厳冬でも室内環境を適切に保ちます。完全フルオーダーの注文住宅だからこそ、理想の暮らしと100年先を見据えた設計の両立が可能になるのです。

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山下輝雄
専門家

山下輝雄(一級建築士)

株式会社山下ホーム

天然素材と工法についての深い知識と一級建築士としての長年の経験により、化学物質を使わない無添加住宅を提案します。天然素材に由来する建材を使った住まいは、家族の健康と笑顔を守ります。

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