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天井高が決める!暮らしやすい家のカタチ

山下輝雄

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テーマ:家づくり

マイホームを計画する時、部屋の大きさや間取りで悩むことが多いですが、天井高についてはどうでしょうか?実は天井高も部屋の大きさや間取りと同様、部屋の印象や暮らしやすさに関係する大きな要素なのです。

高い天井は開放感があり汚れた空気が溜まりにくい

建築基準法では、天井高(てんじょうだか)は、居室の天井の高さを2.1m以上にするようにと定めており、部屋の中で天井高が異なる場合は、その部屋の天井の平均の高さが2.1m以上になるようにと規定しています。日本における新築住宅の天井高は2.5mが平均値といわれていますが、最近では、さらに天井を高くする住宅も増えてきており、天井高に対する意識が徐々に高まってきているようです。

天井が高い部屋は、たとえ同じ広さでも視覚的に拡がりを感じられるため、開放感があり、部屋を広く感じることができます。また、天井が高いと空間の容量も増えるので、汚れた空気が溜まりにくくなるというメリットもあるようです。壁の高さを利用して大きなサッシや高窓を設置すれば明るい空間づくりを行うこともできるため、家族が集まるリビングやダイニングは高めの天井に適した空間といえるでしょう。

吹き抜けくらいの天井高になると、かなり高い位置に窓を設置できるので、外からの視界に対するプライバシーを確保しつつ、採光や通風を行えるというメリットもあります。ただし、部屋の用途によっては、天井が高いことがデメリットになることもあるため注意が必要です。

例えば、トイレや寝室のような狭い空間は、天井を高くすると壁の圧迫感が気になって落ち着きのない部屋になってしまうため、天井の高さを低く設定した方が落ち着いた空間となり、しっくりくるかもしれません。
基本的に、天井高を考えるときには、天井が高いと開放感を感じられ、低いと落ち着きを感じられる空間になるとイメージすると良いかもしれません。

天井を高くするには断熱・気密性能をセットで

吹き抜けのような天井が高い空間でも、断熱・気密性能が高ければ、冷暖房費への影響はそれほどでもありませんが、天井が高ければその分、空間が大きくなるため、空調に必要な体積が大きくなります。そのため、断熱・気密性の乏しい住宅に吹き抜け空間をつくると夏の暑さや冬の寒さ対策としての冷暖房効率が懸念されます。なので部屋の天井を高くするには必ず断熱・気密性能をセットとして考えなければなりません。

「FPの家」では、独自に開発した「FPウレタン断熱パネル」という断熱・気密性能に優れた断熱材を採用し、しっかりとした施工を行っているため、部屋中どこでも温度差がない快適な室温を保つことができ、吹き抜けのある空間でも暑さや寒さを感じることがありません。天井が高い家づくりにもしっかりと対応している「FPの家」で快適な住まいづくりをはじめませんか。

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山下輝雄
専門家

山下輝雄(一級建築士)

株式会社山下ホーム

天然素材と工法についての深い知識と一級建築士としての長年の経験により、化学物質を使わない無添加住宅を提案します。天然素材に由来する建材を使った住まいは、家族の健康と笑顔を守ります。

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